思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

介護保険被保険者証

2007年02月23日 | Weblog
交付日が私の誕生日の前日になっている標題の被保険者証が送りつけられてきた。
無理やり老人の仲間入りをさせられた感じだ。

併せて保険料の振込用紙まで送ってきている。
えっ、何でと思う。
市役所に問い合わせてみた。

今までは会社の保険を継続して健康保険料を年払いしていたが、それに含まれて同時に支払っていた。
それが今年から年金から天引きされるように変更されたそうだ。
それは65歳の年齢が社会保険事務所で確認されるまでの暫定の期間、振り込んでいただく事になるのだそうだ。

5月までには確定され8月から天引きされることになるだろうという。

介護保険のお世話になるのは何時からだろう。
外形的には老いが忍び寄ってくる。
心は青年のつもり。

65歳以上は、正真正銘の「老人」にされる。

暖冬で人口微増

2007年02月22日 | Weblog
平成6年度の人口が暖冬が影響し微増となった、と新聞記事。
は?、と一瞬考えた、何故暖冬だと人口が増えるの。

暖冬で死者の数が予想に反して少なかったらしい。
冬が暖かいと死者が減ると考えるのは単純すぎるような気がするが。

昔、病気で入院していた当時、担当の女医がしきりに「保温と安静」が病気治癒には必要だと言っていたことを思い出すが。

しかし、この時代に冬の寒さ暖かさが人の死亡率に影響を与えるものだろうかと考えてしまう。
寒さに対応する術はいくらでもある。
衣類、暖房、ホッカイロまである。
寒いのを我慢してると早死にするということかも知れない。
伊達の薄着なんていうのは長寿の敵かも。
着膨れおばさんとか、脂肪が豊富なおばさんは、長生きしそうだ、と余計な一言を書いてしまう。

一度も行ったことがない

2007年02月21日 | Weblog
劇団の話。
今日は劇団の例会があった。
次回の演目はカラオケおばさんたちのお話で、カラオケ上手のおばさんがオーディションを受けることになるお話。

「私、カラオケって一度も行ったことがありませんのでカラオケのことが良く分かりません」と彼女は言い出した。
「カラオケボックスというのは何故ボックスなんですか、文字通り箱になっているんですか」と世間離れしていること甚だしい。

彼女は30代後半の子連れだ。
勿論カラオケ喫茶とかカラオケスナックとかに足を踏み入れたこともないという。
えっ、一体どんな生活を、どんな人生を、と思ってしまう。

「何故マイクで歌うのですか、どういう目的ですか」
と訳の分からんことを言う。

一億総歌手なんていわれているほどのカラオケだが、案外カラオケなんかに目もくれない人も結構いるのかもしれない、と思い直した。

段階5

2007年02月21日 | Weblog
ダンスの女性講師が途中の休憩時間に
「皆さんにお話があります」
と話を切り出した。

それによると彼女の胃にポリープが出来ている、しかも悪性のポリープで胃の中心部に10円玉大のものがあると言われたという。
それは段階5になるそうで、かなり最悪だそうだ。
胃を切除しなければならないそうで、最低でも3分の1を最大で胃のすべてを切除しなければならないという。

3月に大学病院に入院し手術することになるという。
自覚症状は食欲が減退したこと、時々胃が痛むことなどだったそうだ。

言われてみれば、小太りおばさんだったのが最近少しスッキリとしてきたかなとは思える。
いつも元気で軽口をたたく元気印の陽気なおばさんだ。

しかし、レツスンが終わって彼女が車に乗るときの姿を遠目に見てドキッとした。
夜の光の関係か、彼女の顔は驚くほど青ざめ、悲しみに打ちひしがれてうなだれている様子に見て取れた。

何をしてやれるのだろうか。
何もしてやれない。


探し物

2007年02月20日 | Weblog
女房はいつも何かを探しまくっています。
何個かのカバンの中を次々に探します。

「今テーブルに置いた○○、あなた知らんか」
と疑いの目で見つめます。
そして別の部屋まで暫く探し続けます。

今日は小さなサイドテーブルというかボックスというか、それが届きました。
部屋の隅に置くためにそこにおいてあるガラクタを整理しだしました。
「あ~っ、オペラグラスがこんなとこにあった」
とか、その他思いがけないものがいろいろ出てきました。

女房は1日のうち何割の時間を物を探す時間として費やしているでしょうか。
知りたいものです。
驚くべき結果が出そうです。

死に向かって

2007年02月19日 | Weblog
人は誰も死に向かって生きていく。
やがて必ず死ぬ。
いつ死ぬかについては誰にも分からない。
その日は明日かもしれない。

私も後20年は残ってないかもしれない、などと平均寿命以上に生きるかもしれない期待で生きている。
いまだに何かを残したいという欲望が残っている。
「残る人生楽しく生きよう」とか言う。
ただ、自分はこの世で何かを成したという実感を持てない限り自分は楽しく生きたとは感じられないと思う。

夢ひとつない人生だったな、と死の間際に思うかもしれない。

吹き溜まり

2007年02月18日 | Weblog
近所の公園には一時数人のホームレスが住み着いていた。
最近見かけなくなった。
「どこか別の場所に移ったのかなあ」
と言ったら

「さあねえ、でも2人は公園内の公衆トイレで首吊り自殺して死んだよ、あ、それにもう一人は私も死体を見てしまったよ。公園に救急車が着いたので何事かと見に行ったよ、そしたらベンチで死んでたのよ、多分朝死んでたんだろうけど夕方まで誰も気づかなかったのよね、もう冷たくなっていたそうよ、救急車も青いシートをかけて帰っちゃった」

新聞にも載ることはなかったし、近所でも殆どの人は知らない。
家族は居るのだろうか、そして家族には伝わっているのだろうか。
社会の吹き溜まりのなか人知れず死んでいった人達。

オペラ椿姫

2007年02月17日 | Weblog
昨日は初めてオペラを見に行きました。
ミュージカルは何度か見ましたが、オペラを生で見るのは初めてです。

おじさんはあまりオペラなんかは見ません、何か取り澄まして気恥ずかしい思いがあるからかもしれません。
椿姫は有名なオペラなのでしょうがあまり詳しくは知りません。
パンフレットにあらすじが書いてありましたが、薄暗くてよく見えません。
帰りの電車のなかで改めて読み直しました。

歌は多分イタリア語で歌われているのでしょう。
舞台はパリの社交界ですからフランス語かというとやはり違うようです。
日本語の字幕が舞台の両袖に縦書きで2行ずつ表示されていきます。
これは助かりました。
日本語訳もなかなかセンスがある訳と見受けました。
これがなかったら途中から眠っていたと思います。

女房に聞きました。
「オペラは昔から字幕ついてた?」
女房は何度か見に行ったことがあるそうですが字幕がついているのは初めてだ、といってます。
過去には外国語の歌を訳も分からず聞いていたのでしょうか。

当時パリの貴族の社交界には田舎から連れてこられた見目麗しい女性が貴族の囲い者のような娼婦のような生活をしている女性がたくさんおったそうです。
高級娼婦といわれる一人の女の悲恋物語です。
結核に病んで最後は死んで生きますが、声のボリュームは最後まで凄いものがあります。
「病気で死に掛けてる女がこんな声を出せるか?」などと全く無意味なことを思いながら見ました。
おやじはその程度の見方です。

ひだまり

2007年02月16日 | Weblog
先日、私鉄駅近くのベンチで犬を3匹連れて毛のコートを頭からスッポリ被り、子犬を抱いてひだまりの中腕を組んでうつむいてじっと座っているおじさんがいた。
2時間後に同じ道を通ったらまだ同じ姿勢で座っている。
手押し車にはいろんなものを満載している。
それが彼の生活用品の全てなのだろう。

それが今日あるところでお喋りしていて、それは女性でありこの界隈では有名なのだそうだ。
寝場所は毎晩転々と変えているとか。

心無い男は
「あれはまだ50代やで、まだいけるでえ」
「駅前に立ったらまだいけるよ」
等と言っているらしい。

そして更に彼女は近所のスナックのママさんだったらしい。
ちゃんと家も持っていたという話だ。

この町を離れられないどんな理由があるのか分からないが、もしかしたら痴呆が進んでいるのだろうか、何が転機でそうなったのか、哀れというか、この寒空そう長く生きていけるとは思えない。

賽の河原

2007年02月16日 | Weblog
地獄には「賽の河原」というのがあるらしい。
地獄の住人には、その川原に石を積む仕事がある、しかし積み終わったと思ったら鬼さんが出てきて全部壊してしまい、また積みなおさないといけない。

先日皿を洗っていた。
私の仕事にすると、女房が決めてくれた。
一度としてサボルことなく続けている。
女房が
「賽の河原やねえ、洗っても洗ってもまたすぐ汚すでしょう、私はそれを何十年もやってきたからねえ」
という。
「はあ?」と思う。

私が文句言わずにやってるのが悔しいのか。