昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

古都バドガオン(ネパール5)

2010-10-30 | 海外旅行
現在の王様の時代の前の、ネパールの王様の都、バドガオンを訪ねます。
 王宮の入口は厳重に憲兵によってガードされています。背後の建物は、55窓と呼ばれている宮殿の一部です。窓が55個設けられ、しかもその窓は、中からは外が見えるが、外からは中が見えない構造になっていると言います。精巧緻密な木彫の成果です。



入口玄関の門の装飾は、黄金色に輝いています。鴨居の額には、シバ神が踊っています。




 サルの仏様が立っていました。赤い米を塗ってお参りするので、赤くなり、更に赤の護符を、べたべたと貼り付けられています。このサルの石像には、絶えずサルが徘徊しています。窓枠にサルがいます。供物を狙ってサルが集まると言う。

 王宮の入口から塀の中に入ると、広場があり、そこには男性の入れない門がありました。門の左右には、獅子に乗った仏様がいます。ガードマンもいます。文殊菩薩かなあ。今しも、女の子が、母に手を引かれて出てきました。




少し行くと、王様の休憩所の役目をする棟がありました。二重の塔ですね。鳩だらけです。
棟を支える斜めの柱?にふと気がつきました。ここにも隙間のない彫刻が施されていました。




 赤と青と黄色の女神が、シンクロしています。手足を動かして踊っているポーズです。
そして、女神の足元を御覧ください。日本なら天邪鬼が踏み台になっていますが、ネパールのそれは、皆sexをしています。女神はシヴァ神と考えられます。
 シバ神(シヴァ神)はヒンドゥ教の神です。破壊する神であり創造する神です。生産の神でもあります。リンガ(男根)を象徴とする神です。




女神の足は、その下に、男女の姿の足と頭があります。斜めにかかる柱は、足の形になっており、リンガが見える。





更に進むと、王様の使った温泉プール跡があった。左の丸い棒のようなものは、コブラの頭です。プールの一角に、湯の湧き出す蛇口があった。立派な物です。





よく出来た芸術品ですね。




面白いので拡大します。蛇がいます。鹿かなあ。馬もいます。波と魚、猿もいる。まだ他にもいるようです。