昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

行く秋を追いかけ(長楽寺)

2010-12-12 | 歴史・文化遺産
 ほぼ一週間前の撮影になります。すでに新聞の紅葉だよりでは、盛りのモミジは近畿でも数箇所になっていました。その中の一つ、京都円山公園の背後の山裾、東山を背景にして長楽寺があります。

円山公園の奥は、まだまだ真っ赤でした。



ここのモミジもあと数日の間でしょう。




長楽寺の参道です。

平家物語の終章を飾る建礼門院が、壇の浦の合戦後、ここ長楽寺で出家したと言う寺です。その後、洛北大原に向います。




長楽寺の庭です。秋酣の、見事な庭園です。


 周囲の自然界に溶け込むように、出来上がっています。バランスの取れた、飽きの来ない造作が退屈させません。水面に浮ぶモミジ葉は凍りついたように動きを止めています。
 この本堂の庭から更に一段上にも庭があり、滝とか建礼門院の塔とかがあります。更に裏の山に入ると漢詩でよく知られる頼山陽・頼三樹三郎が眠っています。

静寂が支配する庭園は相阿弥の手になるといいます。庭師相阿弥は2010.6/20-21でアップしています。

赤いですね。



玄関の寺務所の棟の屋根がユニークですね。1/2の八角堂ですね。これは。




少し西へ下って円山公園、ここに坂本龍馬と中岡慎太郎の像が建っています。高台寺の南隣り霊山護国神社の裏山に墓所があり、これより小型のブロンズ像があります。2009.5/23にアップしています。




円山公園の中の池です。遠くに見える大屋根は知恩院の三門です。



赤く残っていますね。おそらく近畿地方でもっとも遅くまで残る紅葉でしょうね。