昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

明治以来の要塞地帯

2010-12-18 | 国内旅行
大久野島の全体が要塞になって、南部砲台・中部・北部と大砲で武装され、内海を行く不審船に睨みを利かせていた。日露戦争で、旅順攻防の為に移設されてしまったと言う。後には砲台跡が残されている。

砲台跡を順に廻るハイキングコースが出来ているので、歩いてみました。



南部砲台跡です。2門ずつ、2基が並んでいます。



明治時代の末期に、大砲は撤去され、そのままの姿は、それでも、生々しい印象を与えます。




砲台からは陰になる位置に、弾薬庫だろうか、兵隊の宿舎だったとか言われている地下のドームが出来ている。





フェリーが到着したようです。小さいほうの船は、ここに来るときに利用した連絡船です。
瀬戸内海の芸予諸島です。安芸の国と伊予の国に跨る多島海域です。台風が来ても波は大きくならないと言います。




島の最高所にある中部砲台跡に出てきました。




ここの地下のドームは、南部のそれよりも数が多い。それだけ火力があったようです。




少し奥にある砲台跡は、南部のそれよりも、かなり威力がありそうですね。




左:砲台の傍に立っている鉄塔は220mあるという。本州から四国に向う重要な送電線が架っています。
右:ハイキングコースの道標です。
 




瀬戸内海の島の密度が最も高い風景は素晴らしい。ここだけで9個は島影が見えますよ。眼下にテニスコートやグランドが見えます。




これだけ島があると、要衝に要塞を造る計画も理解できます。ウルシの葉が赤い。



マユミが赤い実を付けていました。