昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

本薬師寺のホテイアオイ(下)

2012-09-22 | 話題
ホテイアオイは、帰化植物で、もちろん飛鳥時代にはなかったものである。

6枚の花弁を持つミズアオイ科の帰化植物である。





本薬師寺址の遺跡には、更にハギ・サルスベリ・柑橘類なども育っている。







この大きな樹木も、伽藍を作る柱の礎石が残っている所。





休耕田を利用して、一面にホテイアオイを植えたものだろう。冬には枯れると言うのに…。




正面には、畝傍山が見え、新興住宅の家々も見える。ホテイアオイも頑張って咲いている。





広大な面積で咲いている。




ちょうど飛鳥三山の畝傍山(うねびやま)と香久山(かぐやま)がバックになっている。

香久山は、はるか前方の山の中で、最も小さく見えているなだらかな丘である。





花のアップです。





かつて水田であった名残りで、田の土と水面が見えている。

葉の茎の部分が丸く膨れ、七福神の布袋様の腹の様である。水の底の泥を貝が歩いた足跡が筋になって見える。







ここも、かつての藤原宮の条里制の区画の中にある。







皆さん、こちらを向いて何か喋っているように見える。






葉の逞しい風情と花の可憐さが、良い対比を示す。