昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

藤原京跡

2012-09-23 | 歴史・文化遺産
 前回の本薬師寺から、少し離れたところには藤原京の遺跡が発掘されている。

現在でも、藤原京の規模については、いろいろと議論されているが、将来が楽しみである。

調査研究が進んで、現平城京址の様に謎が解明されていくと面白いのだが。


本薬師寺から北西に10分も歩くと藤原京の朱雀大路に出る。



中国の様に条里制を敷き、その広大な都を作り上げる。

外国からの使いに、大和政権の秩序と伝統を見せつけて、国威を示したと言う。

持統天皇の時代(694→)から文武・元明天皇の時代(710→)まで、平城京(奈良)に遷都するまで続いた。



空中写真で見る。アマガシの丘の左側(東側)が、いわゆる飛鳥であり、聖徳太子や蘇我氏や物部氏らが登場する空間である。






都大路の遺構も出土する。





藤原京を南から見通すと、正面に大和三山の一つ、耳成(みみなし)山、はるか向こうに大極殿のあった丘がある。




赤い柱は、宮殿の柱の跡を判りやすくしている。


奈良に遷都した後の時代に、藤原京にいて花を付けていたハギの花のように、そのまま散ってしまった。とでも…。
万葉集の歌である。






後の世に田圃になってしまったが、藤原京跡であったことから、所有権を放棄した奇特な人たちのおかげで、
少しずつは遺跡が発掘されているようです。




上の案内板の下半分にある説明文です。