昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

般若寺境内散策

2013-01-26 | 札所巡り
後醍醐天皇の皇子、護良(もりよし)親王の別称、大塔宮が般若寺で難を逃れた故事がある。

南北朝の世にあって、足利尊氏の弟直義の手によって、
鎌倉宮の土牢で最期を遂げる大塔宮の悲劇の往時をしのぶ供養塔である。





般若寺の楼門は、数々の歴史を見てきたことだろう。




平重衡は南都を攻め、般若寺にまで来た時、夜、大松明とも呼ばれる家屋に火を点ける。
この火は、大仏をはじめ南都すべてを焼き尽くしたのでした。

一の谷で源氏に捕捉され、鎌倉から奈良に送られる途中、般若寺の北の木津川のほとりで、
僧侶の怒りを背負って惨殺されたのでした。




重衡の供養塔から、境内の十三重の石塔を見る。



振り返ると、楼門はその端正な姿を見せる。国宝である。



???

枯れた草木が冬の様を見せる。コスモスはまだ芽も出ていない。大修理が企画されている。





さて、本堂をバックに不思議な石が祀られている。かんまん石という。


この石に患部を当てると治癒すると言う。


お不動さんのおかげだと言う。