足摺山金剛福寺は38番札所である。
ひとつ前の37番岩本寺からは、車で88kmの距離である。徒歩で巡礼する人には大変な距離である。
丘の上のホテルから麓に降り、足摺岬まで約1km。そこに三十八番札所「足摺山金剛福寺」があった。
本尊は千手観世音菩薩。
本堂に向かう参道沿いは、変成岩の岩石園である。赤・緑・青などの岩である。
一段上に浄土のような美しい池がある。弘法大師はこの亀に乗って海を渡ったという。
池には極楽浄土の風景もかくやとばかり、色彩のバランスもよい伽藍が水面に映る。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に出てくる浄土の池もこんなかな…。
それとも「水の下にも都がさぶろうぞ」と安徳帝に言った壇ノ浦の「平時子」の言葉が浮かぶ。
本堂の内陣と納経書の朱印である。本尊は千手観世音。足の字が草鞋に見える。
朱印の中に亀がいる。
大きな香炉には「蹉陀(さだ)山」「金剛福寺」とある。
この蹉陀と言うのは(つまづいてよろける様子)という意味である。そこから転じて、思うようにいかない様子をいう。
尚、「陀」の字のコザト扁は足偏の漢字である。
本堂を取り囲むように、あらゆる仏像が並ぶ。
大師堂などの伽藍が見える。
変成岩の色取りが、庭の雰囲気を変えて美しい。「雨だ!」
足摺岬の地は、最も浄土の「補陀洛山(ほだらくさん)」に近い場所とされる。
弘法大師は、ここで海中から亀を呼び、それに乗って海に出たと言われている。
ひとつ前の37番岩本寺からは、車で88kmの距離である。徒歩で巡礼する人には大変な距離である。
丘の上のホテルから麓に降り、足摺岬まで約1km。そこに三十八番札所「足摺山金剛福寺」があった。
本尊は千手観世音菩薩。
本堂に向かう参道沿いは、変成岩の岩石園である。赤・緑・青などの岩である。
一段上に浄土のような美しい池がある。弘法大師はこの亀に乗って海を渡ったという。
池には極楽浄土の風景もかくやとばかり、色彩のバランスもよい伽藍が水面に映る。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に出てくる浄土の池もこんなかな…。
それとも「水の下にも都がさぶろうぞ」と安徳帝に言った壇ノ浦の「平時子」の言葉が浮かぶ。
本堂の内陣と納経書の朱印である。本尊は千手観世音。足の字が草鞋に見える。
朱印の中に亀がいる。
大きな香炉には「蹉陀(さだ)山」「金剛福寺」とある。
この蹉陀と言うのは(つまづいてよろける様子)という意味である。そこから転じて、思うようにいかない様子をいう。
尚、「陀」の字のコザト扁は足偏の漢字である。
本堂を取り囲むように、あらゆる仏像が並ぶ。
大師堂などの伽藍が見える。
変成岩の色取りが、庭の雰囲気を変えて美しい。「雨だ!」
足摺岬の地は、最も浄土の「補陀洛山(ほだらくさん)」に近い場所とされる。
弘法大師は、ここで海中から亀を呼び、それに乗って海に出たと言われている。