サブプライムの話でよく出てくるのが、延滞の定義。
more than two months in arrear
1ヶ月はよくあることだから、延滞ではないんだと。
ここいらの話をよくよく総合してみると、アメリカの住宅ローンの与信管理のいい加減さが浮き上がってくる。
non doc loan というのもある。住宅ローンの受付時に収入の証明を取らないらしい。どうやって審査したんだろう。
延滞したら延滞したで、そこから先は servicer なる業者にアウトソースするらしい。この servicer というのがまたお飾りみたいなもので、イメージとは裏腹に何もしないらしい。「一応、 servicer が管理してますから」というのがお題目で必要、という程度のレベルらしい。
何に必要か。格付機関への修飾のためである。
証券化も格付機関もそれなりに反省する部分はあるのだろうが、諸悪の根源はこのローン管理のエエ加減さである。