日本代表の試合、さえない。見る気なくなった。そういう人多いと思う。ここ数年で何となく限界が見えたような気がする。韓国代表もワールドカップは常連国だけど、地元開催以外は予選敗退ばかりでしょ。韓国の国民も同じ感じなんだと思う。「また出てるな」くらいで。
考えてみれば、あたりまえのことで、東アジアの国々が欧米の高いレベルのサッカーに太刀打ちできるわけないのだ。歴史もフィジカルもちがう。勝てるわけない。先のオランダとの親善試合を見たら一目瞭然である。岡田武史をやめさせて、フース・ヒディングを監督に据えたら勝てる、とかいうものじゃないのだ。
日本人のわれわれは、自国の代表の活躍を期待してワールドカップを見ようとするのは間違っていると思う。ワールドカップサッカーというものは本来、超レベルの高いサッカーの、そのガチンコ真剣勝負を心から楽しむものなのである。だから、日本代表が出ようが出まいが、そのことによって興味が変わるものではないのだ。いいかえると、ワールドカップサッカーの楽しみ方と、日本代表の楽しみ方(JリーグにおけるFC東京を応援する楽しみ、もほぼ同じ)は全く異なるものである。
実際、94年のアメリカワールドカップまで日本は出ていなかったが、十分楽しめた。マラドーナ対西ドイツとか、イタリアの堅守vsブラジルの猛攻とか、アルゼンチンvsカメルーン、イングランドとか。いまDVDで見返しても飽きないよ。
日本が出て、代表人気に便乗して、マスコミが大騒ぎして、ジャニーズが応援団になって、放送局ごとにテーマ曲がんがん流したり。かえって興ざめである。「目標はベスト4」なんていうな。・・・。もうすべてが迷惑。FIFAも悪い。出場国が多すぎるのだ。24カ国でいい。16カ国でもいい。アジアの代表は1国以下でよい。ついでにいうと日本代表よりアイルランド代表が出たほうがいい。