今日のマラソンは楽しかった。走り終わってから、ランナーの応援が楽しかった。
ちょっと早く走れたけど、やることもなかったから、早めに引き上げたのだ。今日は車で行って、吉川市民体育館の駐車場に止めておいたのだが、駐車場に戻る途中、サイクリングの方が、曲がり角のラスト700メートルのところでランナーに声をかけていた。
それを見ていたら、ワシも応援したくなって、ファイト、ファイト、なんて声をかけていたのだが、どんどん熱くなって、超でかい声で応援してしまった。ワシが走り終わって帰る途中なので、たぶん2時間5分~15分くらいのタイムのランナーだと思うのだが、それでもみんな一生懸命走っていた。
ワシも最初のころは2時間30分くらいで走っていたので、遅いランナーのラストのしんどさはよくわかる。でも、完走したときのうれしさは、人一倍である。だから、もう少しで歓喜の瞬間が来るよ、とか、おつかれーもうあともうすこしだよ、とか。自然と声が出る。
歩いている人も多かったけど、よく見たら、足にサポーターをぐるぐる巻いて走っている人もいる。まだ余裕のある人は、「ありがとうございます」なんて返してくる。歩いている人も、完走はするつもりでやむなく歩いている感じだ。みんな一生懸命なのだ。
人を応援していると、何だか自分も元気になる。頑張れ、頑張れ、といっているのが、自分に帰ってくるのだろう。こだまのようである。人を元気づけると楽しくなるというのも、人間の本能として備わっているような気がする。