最近よく仕事でノートを使っている。ノートといっても、ほんとにふつうのノートに手書きで書くのだが、これがよい。とりあえず、やらねばならないことや約束などをとにかく書く。たとえば、電話しなければいけないことや、やらねばならない細かいことなど箇条書きで書く。ひたすら書く。
こういう作業は実は以前は頭の中でやっていたのだが、やめた。その分ノートに書いているだけなのだ。頭の中でやると、よくないのは、①忘れる。②たまると精神上よくない。あれもこれもと考えただけで気分が滅入る。③頭の中であれもこれもと思い描くと、それだけで疲れる。
簡単なタスクでも書く。それが終わると「済」とか書いておく。時間が経過すると、「済」が増えるから、仕事をした気になる。というか、実際仕事をしているのだ。仕事は細かいことの積み重ねだから、「済」の積み重ねなのである。ひたすらに「済」を増やす。仕事をしている実感がある。
このノートがよいのは達成感だけでなく、朝仕事を始めるときに何をすればよいか、たちどころにわかることである。また出勤時だけでなく、ほっと一息ついた時に、さて何をすればよいのか、即わかる。行ってみれば一日のマネジメントの羅針盤のようなものである。