夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

牧野博士はお好き?

2022年12月11日 21時04分44秒 | 牧野植物園


10日の土曜日に
牧野植物園に行きました。


Makino Botanical Clab ③
「牧野博士はお好き?~そうでない人も、ぜひどうぞ!」
と題して、
里見和彦氏、里見由佐氏ご夫婦を講師として
お迎えして、博士の知られざる素顔やエピソード
など、気軽なお話し会形式で勉強会がありました。


講師の里見両氏は
「牧野富太郎展 博士の横顔」の展示企画、設計を
担当されました。
だから博士については、誰よりも調べ
博士の曾孫にあたる牧野かずおきさんにも
直接聞き取りされたそうで
現在「牧野記念庭園記念館」の学芸員をされている
かずおきさんは
博士の東京練馬の家に10歳まで住んで
一緒に生活されていたそうです。



外では、にこやかな博士も家では
ヒステリックに怒ることもあったとか・・・




牧野博士のオリジナル胴乱(採取した植物を入れるバッグ)



については、こだわりがあり
肩紐は革製で幅は3㎝でなければならないし
博士が作らせた「上野科学社の胴乱は一級品である」と
宣伝したそう。



植物画家としても才能を発揮した博士。



使っていた蒔絵筆は
クマネズミの毛がいいそうですが、近年では
ネコの毛を使用しているそうです。

博士の一本一本の線に迷いが無いのには
驚かされます。本当にアメージング!



里見和彦氏は博士は体幹も優れていたのでは・・・・と
分析しています。


甘い物が大好きだった博士。


土佐の高知ほど菓子の種類の
少ない処はない。又他国に誇る程の
よい菓子がないのは高知の恥である。
ケンピが大つぶではどうもならん
ズット以前高知に百合羊羹が
あったが、これは他国に見ない好い
菓子であった、今も在るのかどう
なのか、在って欲しいもんだね。



昭和18年頃の百合羊羹を売っていた
中山菊水堂さん。
残念ながら現在はこのお店はありません。




それで今回も出ました
牧野博士にちなんだスィーツ。

百合羊羹のマフィンと
ヤマモモと紅茶のロールケーキ

でも今回は写真を撮り忘れた(気付いた時は、胃袋の中)ので
前回頂いた百合羊羹入りのケーキと



ヤマモモと紅茶のロールケーキの


画像を取り出してきました。
あしからず・・・です。

前回の百合羊羹入りケーキは、おっさん2が頂いたので、
今回の百合羊羹入りマフィンは
私が頂きましたよ。
嚙み応えのあるマフィンでしたが
美味しかったよ。
ロールケーキの方は持ち帰って
おっさん2と半分こして頂きました。
前回よりスポンジが硬くて
美味しさ半減でしたが
ただで頂いた物、文句は言えません。




まさしく植物一筋に情熱を注いだ牧野博士。

最後に、牧野博士はお好き?ということで
大好き、好き、普通、好きではない、のいずれかに
挙手してお開きに・・・・
わたし?
植物学者としては大好きですが
家庭人、夫としてはとても付いていけないので
好き止まりになってしまいました。




それではNHKの回し者ではありませんが


高知県民は来春
らんまんに一喜一憂するに違いないので・・・

皆さんもぜひぜひらんまんをご覧になり
牧野植物園にいらっしゃって下さいね。


今日も来てくださってありがとうございます。




牧野植物園に行ってきました

2022年10月24日 19時45分50秒 | 牧野植物園



最近、何かと話題になっている
高知県立牧野植物園

22日の土曜日に

牧野図鑑の魅力を探る
ー牧野富太郎の仕事と人間力

と題しての講座がありました。
その前日に来春からのNHK朝ドラ「らんまん」
主役の神木隆之介さんと、浜辺美波さんが丁度
牧野植物園を訪れて記者会見をされたそうです。



(この風景をバックに記者会見しました)

このお二人が花束を持って写っている写真の花束が
牧野植物園で摘まれたと思われる秋の草花で、
バラや百合などの派手さはありませんでしたが
このお若い二人にピッタリで、印象に残りました。


この講座の講師は
牧野植物園の研究員の 藤川 和美さん


丁度開催されている
牧野博士と図鑑展」の会場を訪れて
専門家の藤川さんの明快な解説で引き込まれます。


以前にも書きましたが、牧野博士のこの言葉が
印象に残っています。





この小さな冊子に描かれた自分の植物図を下の


大きめの冊子に拡大した植物図は
「寸分の違いも無く手描き拡大されている」と聞き
ただただ驚きしかない。







最終学歴が小学校2年生の富太郎が
新種発表のために英語で草稿したノート。


牧野博士は多くの植物画を描いていますが
それは全てが筆で描かれていると聞いて


またまた驚いてしまった。
この細い線はてっきりペンで描かれたものだと
思っていたから・・・・・






植物採取にはいつも
蝶ネクタイ姿で、植物に敬意を払っていた。


牧野博士が植物採取に使った胴乱(どうらん)





飽くなき探求心で
校正につぐ校正で、印刷会社泣かせでした。










牧野博士についての年表は以前にも
アップしていますので、そちらをご参照くださいませ。

牧野博士は坂本龍馬脱藩の翌年の1862年
4月24日、高知県佐川町で生まれました。
そして1957年95歳で亡くなられました。





この後、植物園に出て
牧野博士が命名した植物などに触れて教室に戻り
時間がおしていたので、少しだけ復習などをして
お楽しみのティータイム。


それもケーキが2つ



牧野博士が好きだった
ヤマモモジャムを練り込んだロールケーキ


2つともお持ち帰りして
ロールケーキは私が頂き(おいしかった~)
もうひとつはおっさん2へのお土産にしたのですが
無言でぱくつき「美味しい」と一言。
中身は何だったのか、後で聞くけど
「さあ~?」


牧野植物園は太っ腹で
まだまだお土産がありましたよ~



トートバッグと牧野博士に関する本など・・・・


今日も充実した一日でした。


今日も来てくださってありがとうございます。


シンビジウムの育て方教室

2022年03月13日 20時37分15秒 | 牧野植物園


土曜日は牧野植物園の
シンビジウムの育て方教室」に行って来ました。

大きな声では言えませんが、本当はお勉強の後にもらえる
蘭が目的なのです。


1.シンビジウムとは         
ラン科植物の一属で、一般的な園芸品種は
ヒマラヤからミャンマー、タイなどに
自生する原種を交配親としている。

2.自生地の環境          
交配親になっている原種は、2000m超えの
ヒマラヤ~東アジアの山岳地帯に分布し
生育場所は、樹上または地面。
雨期と乾期がある気候なので
気温が高く成長する時期はしっかり水をやる。

3.置き場所と水やり(春~秋)   
4月中旬ごろ、屋外の最低気温が12℃以上になったら
屋外に出して、日当たりの良い場所に置き
葉焼けをする場合は遮光ネットを張る。

水やりはバークの表面が乾いたら午前中に
夏の高温時は夕方行う。

4.置き場所と水やり(冬)     
10月中旬頃に、屋外の最低気温が10℃以下に
なったら、室内に取り込む。
室内は10~18℃が適温です。

5.主な害虫           
           カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ、スリップス、          
ナメクジ、          
      いずれの害虫も直接除去するなどの物理的な防除以外に、
         対応する殺虫剤で効果的に防除することが可能。       

6.主な病気           
炭疽病、軟腐病、ウイルス病
使用済みの支柱やハサミは強い火で加熱消毒し
鉢の再利用は避ける。

7.植替え            
適期は4~5月中旬までにする。




抜けない時は鉢の縁をハンマーでたたく。


弾力がなく、黒く腐った根は取り除く。



用土はバーク単用または、バークと軽石を混ぜた用土。

 8.肥料              
専用の肥料を使う。
シンビジウムは水と肥料が大好きです。

9.芽かき            
             





これでシンビジウムの育て方教室
終わりです。
そしてお楽しみの蘭プレゼントで貰ったのは・・・・


森の精のぞみ
ピンクの花が咲くそうです。
枯らさないように大切に育てますよ。



折角きたので
こんこん山を覗いてみました。


春のフラワーショー
~牧野博士とめぐるこんこん山~
向けて準備の真っ最中でした。


昨年はコロナでお休みしたので
今年は全力で取り組んでいるようです。


植栽の真っ最中です。


植わっているルピナスが綺麗でした。


これから植えるビオラ




東屋の見晴台も増えています。
デッキのアプローチも付いて魅力倍増!

是非是非行かなくちゃ~

3月19日(土)~5月15日(日)までです。


今日も来てくださってありがとうございます。



牧野植物園・蘭展 Ⅱ

2022年02月27日 19時49分14秒 | 牧野植物園


ようこそ
アートなランの世界へ

ということで
牧野植物園のラン展

温室美術館へどうぞいらっしゃいませー











見事な蘭ですね。
こんなにワサワサ咲かせてみたいものです。
「蘭の育て方教室」で蘭をプレゼントされても
枯らしてしまう私は肩身が狭いなあ。









エビデンドラム・ナラティーバ・ゲンジ “ユウガオ”
園芸品種ですが、白色は珍しいそうです。


これは蘭ではありません。
ホザキアヤメ属の一種と書いています。





コウトウヒスイラン
日本の野生蘭の中で、ジンヤクランと共に
一、二を争う希少な着生蘭です。
尖閣諸島に自生し、日本唯一のバンダ属です。

尖閣諸島では、手で採れる高さに着生している
蘭のほとんどが、人間の持ち込んだヤギに食べ尽くされ
今では高い所にしか、見られないようになったそうです。




遠目で見るとカエルの卵のように見えたのは
私だけ?
半透明の鮮やかな桃紫色の花を多数付けています。
花は薄く繊細で短命な印象ですが、
それに反して長持ちするそうです。


可愛い!
ウエディングドレスのよう!


このころになると、最初のような豪華な
色々な形の額は減り、だだの四角い額が多くなった
ように思います。










やっぱり四角の額ばかり・・・・・
(蘭の花よりそっち?)




花が猿の顔に見えるかなあ?














蘭は野生種だけでも1~3万種もあるそうです。

こんなにたくさんある蘭の種類分けの仕方は
原産地区分」「根の生え方」の2つの基準で分類されます。

原産地区分では、東洋蘭洋蘭の2つに

根の生え方では、着生蘭地生蘭の2つに
分かれます。

牧野植物園では
毎年、この時期に「蘭展」が開催されます。

毎回、目新しい蘭に出会えます。
これだけの蘭を温室内に自然に咲いているように
展示、植栽される職員の皆様のご苦労に
感謝しつつ、今年も楽しく見ることができました。

ありがとうございました。



牧野植物園・蘭展 Ⅰ 

2022年02月25日 19時36分52秒 | 牧野植物園



2月27日までの開催なので
混まない平日に行かなくては・・・・と
木曜日に出かけたのですが・・・・


お天気は最高ですが、少しだけ寒いのよ。
この温室で蘭展はあります。


温室に向かう途中の
この四国31番札所の竹林寺の五重塔
見ることができるこの場所が好きです。


温室の中は蘭、蘭、ラン、ラン、でいっぱいのパラダイス!


今年のテーマは温室美術館






赤い蘭と黒い蘭がテーマ



美しいけれど・・・チョット不気味。




レナンテラ・ベラ
葉が変わってるう。



小さな小さな蘭の花、バルブの元で咲いています。




お花が見えないなと思ったら


バルブの元で咲いていました。

















美しい!うっとりするほど













次は蘭ではありません。







入場者が少ないと思って、行ったのですが
考えることはみんな同じようで
思いの外、たくさんの入場者でした。
密にならないように、避けながら見ていたのですが
知らない間に、すぐ隣に人がいてギョッ!

蘭展は次回に続きます。

今日も来てくださってありがとうございます。