夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

オオオニバス

2018年09月03日 21時32分23秒 | ガーデニング

 

青柿

「青柿の一枝の富に鬩ぎ合ひ」 飯田 龍太

 

柿って豊作の年には、細い一枝に連なるように

たくさんできます。

収穫する時に、いつも思うのですが

よく枝が折れないものだなあと・・・・

作者はたくさんみのる様子を

一枝の富にせめぎ合いと表現しています。

 

狗尾草(えのころぐさ)

「狗尾草貧中子守唄やさし」 清水 基吉

 

小さい女の子が、貧しさ故に

背中に赤子を負い子守をし

狗尾草の中に分け入って、子守唄を歌っている

情景が見えました。

 

(花の歳時記より)

 


 

 

 

8月17日に牧野植物園に行った時に

オオオニバスを撮りました。

そのオオオニバスのことが「植物の私生活」に載っていましたので

紹介したいと思います。

 

 

オオオニバスの生育場所はアマゾンです。

まず最初はトゲだらけの太い芽が水面に顔を出します。

数時間もすると、芽は開き、広がりはじめます。

一日に0.5平方メートルずつ大きくなり、

しまいには直径2メートル近くにもなります。

 

(中央部分のどんぐりのような形のものが芽です。)

 

葉の裏面は濃い紫色で、たくさんの鋭いトゲで武装しています。

多分、葉を食べる魚から身を守るためなのでしょう。

一つの株が巨大な葉を40~50枚つけ、水面を独占

してしまうので、そこに割り込める植物は

ほとんどなく、その下で生育できる植物も

ほとんどいません。

オオオニバスは花も特大で、直径が40センチ近くもあります。

幾重にも重なった花弁は真っ白なので、

暗闇でもよく目立ちます。

花の中心部の糖分とデンプンを目指して

虫たちがたくさん来ます。

その虫たちをオオオニバスは日中ずっと

閉じ込めておき、夜に虫たちを解放します。

 

何故か、翌日に開いた花弁は白からピンクに

変わっています。

花から解放された花粉まみれの虫たちは、別の花を探して

飛んで行きますが、自家受粉することは

ありません。

なぜなら、まだ受粉していない白い花を探すように

プログラムされているからです。

虫が最初に訪れた株の花は、翌日には

すべてピンクに変わってしまっているので

虫たちは見向きもしません。

 

 

虫が一度きた花は、翌日には白からピンクに変わる

オオオニバスの、植物の不思議。

 

 


 

 

今、マイガーデンで一番はこんな花です。

 

斑入りヤブランが

紫の花を咲かせています。

そのそばに

 

買ったばかりのハゲイトウを

植えました。

紫と黄色は合う色だと思います。

 

 

今、錦織選手とドイツのコールシュライバー選手との

試合が始まって、錦織選手が1セットを

取りました。

 

 

今日も来てくださってありがとうございます。