AIIB

2015-04-01 05:29:19 | 国際・政治
数日前から軽い花粉症の症状が出ている。 上海でこんなことは初めてである。 気のせいかと思っていたが、上海在住歴10年以上の方が、私と同じように今年初めて上海において花粉症らしき症状が出たと言っていた。 花粉を飛ばす植物が急に増殖したのかそれとも濃密なPM2.5が影響しているのだろうか? いずれにしても来年の春はもう上海にはいないから私にはもう関係ないことだ。 円安で円に換算した上海の物価は恐ろしく高くなったと感じる。 日本人にとって上海は住みづらくなっている。 この上海に6万人いた日本人が4万人に減っているという。 中国の景気も一時の勢いはない。 とはいうものの、アジアにおける中国の影響力は確実に大きくなっている。 ベトナム、フィリピンなどと領有権を争っている南沙諸島で、中国は大規模な埋め立て工事をして滑走路を作っている。 既成事実を着々と積み重ねて、軍事力で南シナ海における覇権を確立する戦略である。  経済的には大きな出来事があった。 アメリカや日本が主導する世界銀行やアジア開発銀行の向こうをはって、中国が提唱してAIIB(アジアインフラ投資銀行) なるものをつくるという。 この指と~まれとやった最初はなんだかうさん臭いなということで参加を表明したのはショボイ国ばかりだったが、韓国、オーストリアそしてアメリカの盟友イギリスが参加を表明したとたんになだれをうって日米以外はみんな参加という流れになってしまった。 そのうちアメリカまで参加することになってしんがりをつとめるのは日本かもしれない。 まあ私はそれでもいいと思う。TVショッピングじゃあるまいに、あと30分で締め切りますよ。早く買えばお得ですよーと言われて急いで電話をするのはみっともない。 しかし今回の中国によるAIIBの設立はアメリカ中心の世界秩序が変わってゆくひとつの大きな出来事であったように思います。 
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