尖閣諸島

2010-09-24 01:53:22 | 国際・政治

問題がこれ以上大きくならないうちに早く収まって欲しいというのが中国で仕事をしている日本人の本音である。 前原外務大臣は今回の中国漁船と巡視船の衝突は偶発的な出来事と言っているが、私はそうではないと思う。(そしておそらく前原さんも心の中では偶発的とは考えていないだろう) 国の力が弱り始めている日本に対して中国が揺さぶりをかけているのだと思う。 極端な話をすれば、もし日中が国交を断絶したとしたなら、中国も困るが日本はもっと困る。中国は日本なしでもやっていけるが、日本は中国なしの将来はかなりしんどいことになる。 それをよくわかった上で中国はゆさぶりをかけてきているのである。嫌な国だと言ってみても仕方がない。それが大国というものだ。 今回の問題はどうにか日中両国のメンツが立つ形でうまく収束してくれればいいのだが・・・    しかしたとえ今回の一件が大問題に発展しないで収拾できたとしても、今後この手の事件は繰り返しおきるだろう。 日中の力関係がもう完全に中国に傾いているから。  

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常識が覆されるとき

2010-09-19 11:36:19 | 健康・病気

私が小学生だったころ、正しい歯磨きの方法は歯ブラシを歯に押し当てて上下に擦るというものでしたが、いつの間にか左右に動かすのが正しい歯磨きの方法になっている。 少し前までゴルフシューズにはとげとげのスパイクがついていた。このスパイクでグリーンに小穴を開けることが芝生のためになるのだということだった。それが今はゴルフ場ではスパイク禁止になっている。 このように常識が正反対に変わってしまうことがある。 

昨年新設された消費者庁がさかんにチェックをいれているのがトランス脂肪酸だ。トランス脂肪酸は植物油に水素を添加してマーガリンを作る過程で発生する。当然マーガリンにも含まれている。 トランス脂肪酸は動脈硬化を引き起したり心疾患を発症する危険性を高めたりするとWHOなど海外の機関が言い始めている。 消費者庁も食品への表示義務化の方向で動いている。  そのうちマーガリンは健康にとって好ましくないものと断罪される日が来るかもしれない。 その昔マーガリンは人造バターと称され高価なバターの代用物で味もイメージも悪かったが、最近では健康により良いということで人気がある。 その常識 マーガリン=健康に良い が覆されるかも知れない。 そもそも水素を添加して分子構造を変えて自然界にあまり存在しない(全く存在しないわけではない)ものを食品にするのはよくない。 人造バターという名称はその本質をついている。 遺伝子組み換え作物を問題にする人たちがいるけれど、その人たちは(さらに不自然な)分子構造を無理やり変えてしまったトランス脂肪酸を、マーガリンをどう考えているのだろうか?  

消費者庁にはそのうち大麻の害について科学的に掘り下げてもらいたいと思っている。  

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豊かなアジア 埋もれる日本 

2010-09-18 16:43:27 | 社会・経済

少し前の日経新聞にそんなタイトルで記事が出ていた。 購買力平価ベース(実質的な豊かさを測る尺度)の1人当たりのGDPにおいて日本はすでにシンガポールや香港や台湾に追い越され近いうちに韓国にも追い抜かれてしまうという。 過去10年間の日本経済のもたつきとアジア新興国の高い経済成長の結果そうなったのである。 隣の中国はまだ7,240ドルと33,478ドルの日本の4分の1にも満たないが、そのうちいつか日本を追い越す日がやってくるように思う。 日本人駐在員の給料はほとんど上がらないのにローカルスタッフの給料は毎年10%近い上昇が続いていることからも中国の追い上げを実感する。 

日本のランキングが落ちて少し残念な気もするが、別に国別対抗ゼロサムゲームをやってるわけではないので他のアジアの国民が豊かになったからと言ってその分日本人が貧しくなるわけではない。みんな仲良く豊かになれば結構なことである。日本はその強みを活かせる分野で世界をリードすればいい。 “ナンバーワンにならなくてもいいもともと特別なオンリーワン”

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15年前の記憶

2010-09-14 08:31:19 | 旅行記

収穫前のトウモロコシ畑が限りなく続いていた。しかしこの景色は中国の長い歴史の中では比較的新しいはずである。 なぜならばトウモロコシはメキシコ原産でありコロンブスのアメリカ発見(1492年だったか?)以降に欧州やアジアに伝えられたのだから。 中国でトウモロコシの栽培が始まったのは16世紀以降ということになる。ではそれまで中国人はトウモロコシのかわりに何を栽培していたのでしょうかね?なんてとりとめもないことを考えながら鄭州から車で3時間途中黄河を渡ったりしてようやく目的の化学工場に到着。 以前からとある日本のメーカーが作っていた化学品の生産が打ち切られることになったので、急遽中国から買い付けることになったのだ。 商談は順調に進み半日で終了。 鄭州で取引先が用意してくれたホテルに行ってみると見覚えがあった。約15年前にこの同じホテルに泊まったことを想い出した。そのときは一晩中夜行列車に乗って汗と埃だらけになり翌朝たどり着いたのがこのホテルだった。シャワーを浴びてすっきりしたときの爽快感。その想い出のあるホテルでした。今朝のニュースで15年ぶりの82円台の円高と言っていた。どこまで行くのかこの円高。 いま確実に日本の産業は衰退し雇用が失われている。

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ガチョ~ン 

2010-09-11 18:26:16 | 日記・エッセイ・コラム

谷啓さんが亡くなったそうだ。 死因は脳挫傷。 自宅の階段で顔面を強打した模様。 こんなことで死ぬなんて人の命は儚いものですね。ご冥福をお祈りします。 

最近お稽古ごとを始めました。 ゴルフと中国語のレッスンです。 どちらも必要に迫られているので、ただ漫然と習うよりは多少は身に付くのではないかと思っている。ゴルフも中国語も2時間ずつ週に1回のペースで週末に習うことにしているが、週末に出張者がやってくることが多く毎週とはいかない。 でもどうして休みの日に出張にやって来るのでしょうね? 駐在員が被る迷惑も考えてもらいたいものである。 今日もこれから出張者に同行して河南省の鄭州というところに出張に行くところだ。 とほほ。 9月末に東京で会議があり日本に一時帰国できる。そのあと1週間の国慶節の休みに入るのでしばらく日本に滞在する予定。 久しぶりにウィンドができるかとおもうと少しウキウキ気分。

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