あらかじめ予想されていたが、自民の大敗となった。残念である。 歴代の総理大臣と比較すれば、安倍総理はなかなかよくやっていると思う。 ただアホな人を大臣に選んでしまったことがよくなかった。 トップの重要な役割は人の力量を見抜いたうえで適材適所に配置することであるから安倍さんの大臣選任責任が問われるのはやむをえない。 しかし社会保険庁の問題は安倍内閣の問題ではなく、昔からずっとそこにあった腐った壺であり、そのふたが開いてしまったがために国民はくさいくさいと言い出したのだ。 居合わせた安倍さんは気の毒だとおもう。 また相変わらず日本は何も決断できない優柔不断の国家になってしまうのだろうか。 棚ボタで大勝利を得た民主党はこれから大変だろうね。今回の結果にいちばん戸惑っているのは民主党だったりして・・・
もうすっかり回復したかに見えた母のウツ症状がぶり返し、ここ2週間ほどは、またひきこもりに近い状態になっていた。(今は少し良くなっている) もうすっかり良くなったと錯覚して勝手に薬をやめてしまったのがよくなかったようだ。周りにいる者がみてももう完全に回復したと思ったくらいだから、本人もそう思ったに違いない。きっと私でも薬をやめていただろう。自分のことは医者よりも自分の方がよくわっかているのだから・・・と思って。 しかしウツはそう単純ではないのである。ウツは神経の伝達物質であるセロトニンの減少で起きるそうだが、セロトニンのコントロールは自分の意思ではどうすることもできない。また良くなったり悪くなったりの波があるのだ。 昨日本屋で偶然「ツレがうつになりまして」という漫画本(幻冬舎:細川貂々著)を見かけた。ウツになった夫との闘病記なのだが、ぱらぱらと立ち読みしていたら、これがけっこう面白い。即購入して家に持ち帰り、テーブルの上にさりげなくこの本を置いていたら、母は興味を示し読み始めた。ウツに悩んでいる人にとってもウツとはどういうものかを知るのは大変いいことであると思う。そんなわけで最近は家族の居る埼玉の家には帰っていない。妻の報告によると長男は予備校の夏期講習、次男は高校の部活夏合宿だという。
田舎から都会にでてきた母の心が少しでも和むようにと思い、近くのホームセンターでプランターとプチトマトの苗を買ってきて、マンションのベランダで育てている。小さな緑の実が次第に大きくなるとともに赤みを増してくる。先日一個を収穫して母と二人で分けて食べた。 やや皮が硬かったが、採れたて新鮮なプチトマトは野性味たっぷりでとても美味しかった。 植物は太陽の恵みを受けて水と二酸化炭素から実を作ると同時に酸素をはき出す。これだけ科学技術が発達しているように見えるのに、人間はまだ植物の光合成の効率を超えられない。エタノール燃料を作るのにサトウキビやトウモロコシの力を借りなければならないなんて原始的でチョット滑稽でもあるが、それだけ植物・自然の力は偉大だということか。
中国語の学習をはじめるときに最初に教わるのが、「声調」です。 漢字一字が一音節になっていて、一つの音節には声調と呼ばれる音の高低アクセントがついています。北京語の声調は次の4種類あります。
第1声:普通の声の高さより高く平らなまま。(キャー ステキ~のキャーです)
第2声:声を急激に上昇。(「今度の金曜の夜、部長の送別会することになったからね。必ず出席するように!!」と急に言われた若い女性社員が えーっ なんで? という時のえーっ です)
第3声:声を低く抑え最後に少し揚げる。(ため息のアーアです)
第4声:高いところから急激に下降。(Key のキーです)
中国語ではこの声調が違うと全く違う意味になってしまうので非常に重要です。 たとえばmaを第2声で発音すれば麻(しびれるの意)ですが、第3声なら馬です。 日本語ではあまり声調は重要視されないですね。春(はる)、夏(なつ)、秋(あき)、冬(ふゆ)。NHKのアナウンサーなら順に4声、2声、4声、2声と発声するでしょうが、関西ではこれが全く逆に2声、4声、2声、4声となります。 それでもちゃんと意味が通じますよね。
さて前置きはこのくらいにして本題に入ります。 私は朝6時前に目が覚めます。 最近はほとんど横浜のマンションに居ますが、この辺はカラスが多く早朝はカラスの鳴き声が響き渡っています。ほとんどのカラスはカアー、カアーと典型的な第4声で鳴きますが、そのなかの一羽だけは、なんと1声、1声、2声、4声、4声、1声 で鳴くのです。 無論カラスですからカアーとしか音は出せませんが、この声調で鳴くのです。 毎朝この声調が聞こえると「またあいつだな!」と思うのですが、さて彼は何か伝えようとしているのでしょうか?
先週生まれて初めてサンマー麺を食べた。 数ヶ月前、日本経済新聞の夕刊紙上で、「サンマー麺の勢力範囲」について書かれたエッセイを読んでからいつかサンマー麺を食してみようと思っていたが、先週その願いがかなえられた。
サンマー麺とはなにか? 一言で言えば醤油ラーメンの上にあんが乗っかっている食べ物である。 醤油色の汁の上にドロッとした地味なあんが乗っかっているので、あまり美味しそうには見えないが、これが見かけによらずけっこう旨い。 私はあんに酢を多めにかけた。 コッテリ味のように見えて意外にもあっさりしている。 Wikipediaによれば「多摩川以南、大井川以東で特に沿岸地域で多く食べられている」とあるが、日経には、南品川、蒲田あたりからサンマー麺文化圏は始まると書いていたように記憶している。(まちがっていたらごめんなさい) 街の中華料理屋、ラーメン屋でサンマー麺に出会える。極上の味というわけではないが、チャンスがあるなら一度トライしてみるだけの価値はあると思います。