旅にトラブルはつきもの

トラベル=トラブルとはよく言われますが、今回の中国旅行でもいくつかトラブルに遭いました。気楽なひとり旅なので、命さえ取られなければトラブルを楽しむというか、トラブルをうまく切り抜けた時の達成感というか、そんな余裕があります。
昨日のトラブルは4日前にネットで予約したホテルの部屋がホテル側の都合でキャンセルされて、チェックインの直前その旨メールで連絡がありました。その理由というのが予約時保証金として伝えた私のクレジットカードに問題がありというふざけたもの。というのも6日前に同じホテルに宿泊し同じクレジットカードで支払いをしたのです。取り敢えずホテルに行って知らん顔をしてチェクインしようとしたら予約はキャンセルされもう部屋がないと。おそらく私は安いレートで予約していたのでより高い宿泊料金を払う客に部屋を売ったのだろうが、それはいくら中国でも許されることではない。面倒くさいのでいつもならはいそうですかと言ってほかのホテルに行くところだけれど昨日は荷物が多く少し疲れてもいたのでこのホテルにこだわった。フロントの女性は対応も礼儀正しく決して印象は悪くなかったがホテルの悪どいやり口は当然承知してるのだろう。粘り強い交渉の結果予約していた部屋よりランクの高い部屋を予約したレートで宿泊できる事になった。要はアップグレードという事。交渉は中国語でなく英語でした。うまく行ったこれで一安心と思い部屋のカードキーをもらい部屋に入ってカードキーを差し込み灯りがついた後直ぐに電源が切れた。フロントに電話をかけてリペアマンが30分後にやって来て電源が戻った。修理を終えたリペアマンが帰った後5分程経った頃また電源が切れた。フロントに電話するとリペアマンをすぐ戻すと言って電話が切れた。暫くしてフロントから電話がありその部屋の電源は故障しているので今日はもう修理出来ない。電源が入らないと空調も使えない。そんな部屋にはあなたは宿泊できないでしょう。部屋を出て他のホテルに行きなさいと。どうやら私を追い出すため部屋の電源を操作しているようだ。こうなったら意地でも居座るぞとばかりに、電源ない部屋でも空調がなくても私は我慢する。ただし部屋代は無料だよ！と無理難題をふっかけたら、電源は今晩中に修理するという事になった。私は晩飯を食べに外に出ている間に部屋の電源は戻りその後朝まで問題は無かった。長々とつまらない話をしてしまいました。ただホテルのやり方はあまりにもひどいと思うのでホテルの予約サイトの口コミ欄に発生した事実だけを書いておこうと思います。

満州鉄道

かつて日本は国策会社の満州鉄道を核に中国東北部(満州)に進出し清国最後の皇帝溥儀を担ぎ出して満州国を立ち上げたが国の実権は日本が握っていたので満州国は完全な傀儡だった。(そのへんの話は映画ラストエンペラーを見ればよく分かる。三波春夫似のジョンローンが皇帝溥儀を演じ坂本龍一が音楽を担当するのみならず軍人役で出演していた。そういえば映画"戦場のメリークリスマス"でも坂本は出演しておった。すごい出たがりなのかもしれん)中国共産党は満州国を絶対認めないぞ！という姿勢を明確にするためか、現在残っている旧満州国関連の建築物の名称を、ことごとく"偽満州国"としている。
戦前満州には多くの日本人が暮らしていた。それがソ連軍の参戦によって満州から追われ命からがら日本に逃げ帰ったのである。その時残留孤児という悲劇が起きた。長春は満州国の首都で新京と呼ばれ瀋陽は奉天と言われていた。長春から瀋陽まで満鉄が走っていた同じ路線を今私は高鉄(新幹線)に乗って辿っている。かつてこの地で夢破れ帰国した或いは命を落とした日本人がいたことを思うと心が痛む。車窓からの風景

冷麺

昔の部下の結婚式に招待されて中国東北部の吉林市に来ている。駅まで迎えに来てくれるのを待つ間朝鮮冷麺を食べているが、これが結構美味い！キムチとパクチーがしっかり入っている。朝鮮民族は北朝鮮と南韓国に分かれているが実は中国に暮らす朝鮮民族も多い。
あまりキムチが美味しかったので昼間からビールを飲んでます。

熊野那智大社の火祭り

世界遺産熊野那智大社の火祭り(扇祭り)を見に行ってきました。実は高校生のとき期末テストが終わった日に同級生と一緒に見たことがあります。その時の神秘的な印象が強烈に残っていてもう一度見たいと思い、今回はカミさんと一緒に行きました。
那智の大滝の前の参道を白装束に烏帽子姿の男達が火の粉の飛び散る12本の大松明を持って練り歩きます。勇壮な祭りでありますが神的なものを感じます。
熊野は今も昔も交通の不便なところですがこの祭りは一見の価値あり‼️毎年7月14日にとり行われます。

ちなみにサムライJAPANのシンボルマーク3本足のカラスを見つけました！

アメリカのオウンゴール

驚いたことに関東地方は早くも6月末に梅雨が明けて、連日真夏の太陽がジリジリ照りつける。　今年の夏は長くなりそうだ。
アメリカのトランプ大統領は世界を相手に貿易戦争を仕掛けている。トランプは世界の自由貿易を推進する組織WTOを「脱退したい」という信じがたいことも言っているそうだ。　そして彼はすでにTPPから離脱してしまっている。
トランプが唱えるアメリカ第一主義は決してアメリカを偉大な国にすることはなくその真逆の凋落への道をひらくものだ。　RCEP（東アジア地域包括的経済連携）はASEAN諸国のほか中国・インド・豪そして日韓が参加している。　アメリカのいないTPPと中国の入っているRCEPとではその影響力が格段に違う。（もちろんRCEPが上）アメリカは世界貿易の中心の座を自ら放棄して中国に手渡そうとしている。もしかして朝鮮半島から米軍を撤退させるかもしれない。　世界の覇権はいずれアメリカから中国に移るとしても、オウンゴールでその歴史の流れを早めることはやめてもらいたい！　
ワールドカップベルギー戦まであと5時間。