上海は清々しい初夏。 土日の午前中はテニスをしたあと、テニス仲間とビールを飲んで世間話をしながら昼飯たべて、家に帰ってシャワーを浴びてごろっと横になってお昼寝をする。 やってきた新総経理への引継ぎもほとんど終わり仕事上の煩わしさから解き放されて爽快な気分だ。 仕事を辞めたら何をしようかどこに行こうかと考える毎日。
通算30年以上人生の過半をサラリーマンとして過ごしてきたが、振り返ってみると何も残っていない。 自分が属する会社の発展の為にそのときどき頑張ってきたこともあったが、その会社の発展が社会に貢献しているかどうかは定かではない。 そもそも会社で仕事をしているときは、社会の為に役に立つというよりは、競合他社に打ち勝って会社に利益をもたらすことを目的としていた。 他社との競争が社会の進歩をもたらし、会社が利益をあげることで国家に税金を納めるという意味では社会の為になったのかもしれないが、そんなことを考えて働いていたわけではない。 しかし私のような名もないサラリーマンたちが会社を支え、日本を支えているというのもまた真実である。 サラリーマン頑張れ! 私はもうすぐサラリーマンを卒業します。
通算30年以上人生の過半をサラリーマンとして過ごしてきたが、振り返ってみると何も残っていない。 自分が属する会社の発展の為にそのときどき頑張ってきたこともあったが、その会社の発展が社会に貢献しているかどうかは定かではない。 そもそも会社で仕事をしているときは、社会の為に役に立つというよりは、競合他社に打ち勝って会社に利益をもたらすことを目的としていた。 他社との競争が社会の進歩をもたらし、会社が利益をあげることで国家に税金を納めるという意味では社会の為になったのかもしれないが、そんなことを考えて働いていたわけではない。 しかし私のような名もないサラリーマンたちが会社を支え、日本を支えているというのもまた真実である。 サラリーマン頑張れ! 私はもうすぐサラリーマンを卒業します。