研究者を志望するものとして常に心にとどめておかねばいけないと思っていることがある。はじめて、世の中に対して感じた矛盾、政治学を志したときに目指していたもの、そういういわば「初心」を忘れないようにしなければいけないと思ってきた。「初心忘るべからず」。だからそういうものを与えてくれた人やものを大事にして生きて行こうと思ってきた。
でも、それだけではあまりに過去に向きすぎなのかもしれない。苦沙弥先生によれば「自説が変わらないのは発達しない証拠」である。自分が今日まで生きてきたことと同じように今を生き、明日を生きる必要がある。自分のルーツを大切にしながらも、「今」と「明日」の変化についていかねばならないだろう。E.H.カーのいうように歴史が「現在と過去との絶えざる対話」であるならば、自分史もまた今の自分と自分が背負ってきた様々なものとの対話の中で紡ぎ出されていくものだ。
でも、それだけではあまりに過去に向きすぎなのかもしれない。苦沙弥先生によれば「自説が変わらないのは発達しない証拠」である。自分が今日まで生きてきたことと同じように今を生き、明日を生きる必要がある。自分のルーツを大切にしながらも、「今」と「明日」の変化についていかねばならないだろう。E.H.カーのいうように歴史が「現在と過去との絶えざる対話」であるならば、自分史もまた今の自分と自分が背負ってきた様々なものとの対話の中で紡ぎ出されていくものだ。
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