2月6日(金)東京文化会館小ホールで行われた演奏会に同僚の若いM先生と行ってきた。満員御礼の大盛況なコンサートだった。
1部はソロ、2部はブラスクインテットというプログラムだった。
キューブルベック氏のトロンボーンソロから始まった。超低音、超高音の連続は全く気にならない
自然な音楽の流れに開始、コンマ1秒で引き込まれてしまった。
各演奏者のソロが続くのだが、その音楽の流れが全く自然。各奏者の感じ方が同じではない。
各演奏者の個性は、良く出ている。
また、奏者の演奏位置が各楽器で違うのが面白かった。ギョーム・ジェル氏の立ち方、その向きは、ピアノとの微妙なバランスをとっていると思った。チューバのサス氏も楽器の構えでソロなのだが、音色、音量、客席での音の聞こえ方など、万全の準備をして臨んでいると思った。
個性が出ているが、凄い共通性を感じたのは、基本的な楽譜の読み込み、歌い方だと思う。
これは、アンサンブルで本領発揮をしていた。メロディの歌い方のアゴーギクは、自然で退屈させない威力を持っていて、聞いている私たちは、感謝してしてしまった。
本当に良い演奏会でした。
この日の演奏会は往年の名ブラスプレイヤーや在京オーケストラの金管奏者が多数足を運んでいた。 N響の北村氏や東京フィルハーモニーの前チューバ奏者戸坂氏、東京ブラスアンサンブルのチューバ奏者 牛尾氏、都響、シティフィルハーモニー等々の面々でした。
何か強く引きつける魅力があるのだと納得がいく演奏会でした。
戸坂氏とは、本当に久しぶりで、懐かしく挨拶をして気さくにお話しできて、嬉しかったです。
指揮者の故山本直純氏指揮でエフィー組曲を吹かれたのを覚えています。今から、30年前の事です。
いい音、音楽に感謝したコンサートでした。