千葉県立市川昴吹奏楽部顧問だったの個人ブログ

元千葉県立高等学校吹奏楽顧問

ブラス・クインテット ウィーン=ベルリン

2012-02-08 09:01:03 | インポート

 2月6日(金)東京文化会館小ホールで行われた演奏会に同僚の若いM先生と行ってきた。満員御礼の大盛況なコンサートだった。

1部はソロ、2部はブラスクインテットというプログラムだった。

 キューブルベック氏のトロンボーンソロから始まった。超低音、超高音の連続は全く気にならない

自然な音楽の流れに開始、コンマ1秒で引き込まれてしまった。

 各演奏者のソロが続くのだが、その音楽の流れが全く自然。各奏者の感じ方が同じではない。

各演奏者の個性は、良く出ている。

 また、奏者の演奏位置が各楽器で違うのが面白かった。ギョーム・ジェル氏の立ち方、その向きは、ピアノとの微妙なバランスをとっていると思った。チューバのサス氏も楽器の構えでソロなのだが、音色、音量、客席での音の聞こえ方など、万全の準備をして臨んでいると思った。

 個性が出ているが、凄い共通性を感じたのは、基本的な楽譜の読み込み、歌い方だと思う。

 これは、アンサンブルで本領発揮をしていた。メロディの歌い方のアゴーギクは、自然で退屈させない威力を持っていて、聞いている私たちは、感謝してしてしまった。

 本当に良い演奏会でした。

 この日の演奏会は往年の名ブラスプレイヤーや在京オーケストラの金管奏者が多数足を運んでいた。 N響の北村氏や東京フィルハーモニーの前チューバ奏者戸坂氏、東京ブラスアンサンブルのチューバ奏者 牛尾氏、都響、シティフィルハーモニー等々の面々でした。

 何か強く引きつける魅力があるのだと納得がいく演奏会でした。

 戸坂氏とは、本当に久しぶりで、懐かしく挨拶をして気さくにお話しできて、嬉しかったです。

指揮者の故山本直純氏指揮でエフィー組曲を吹かれたのを覚えています。今から、30年前の事です。

 いい音、音楽に感謝したコンサートでした。