千葉県立市川昴吹奏楽部顧問だったの個人ブログ

元千葉県立高等学校吹奏楽顧問

6月17日の練習を見て

2010-06-20 16:23:53 | 練習
生徒の感想です。(同じ内容はカットしています。)

 フルートの部員から
・すごすぎてやばい。それぞれのアンサンブルやデュエットの立てや音色合っている。
・低音の支えすごい
・フルート2本だけなのに音が飛んでくる。(二人で音色があってたりするから)
・ディレクターとかチューナー無くても音程は適格だった。プロだから・・・
・みんな表情を使って演奏している。気持ちのこもった演奏。
・迫力がやばい
・こんなすごいバンドがこんな汚い西高(ゴメンね。顧問より。あの人達も高校生の時は、不自由な場所で、工夫をして練習してきているんだからね!)で練習していいのかと思ってきた・・・・
・コントラバスクラリネットやコントラファゴット、バスサックスなど見ない楽器が当たり前のように置いてあってビックリした。
・指揮者の先生もすんごいかっこよかった。
・ブレスはあまり吸っていないように見えた。
・アイコンタクトしながら吹いていた。
・お互い思ったことや意見をすぐ言って解決していた。
・アンコールの教会の曲の時、感動して泣きそうになった。
・切り替えがしっかりしている。
・休憩終わりでもオーボエでチューニング
・それぞれのパート内で音色合っていて音がまとまって飛んでくる。
・全然疲れを見せない。
・テンポキープしていて縦が離れていても合っている。
・みんな合わせるところはしっかりしっかり指揮見ている。

トランペットの部員から
・フリューゲルソロすごかった。
・皆さんの感情表現すごかった。
・トロンボーン4人なのにすごい音量。
・トロンボーンのスライドの手さばきすごかった。
・音程が合っていて倍音が響いていた。
・毎日違ったリップスラーで口の周りの筋肉を鍛える。(質問したら、このような答えが返ってきました。)

クラリネットの部員から
・音の歯切れがよく、生き生きとしている。
・場面の変わるところでの前場面の違いがはっきりとしている。
・低音の音がすごく良く出ていてかっこいい。
・クラは、ただ体を固定して吹くのではなく、体を揺らしながら吹いているためか音量がすごい。
・バリトンより大きな楽器は、バスサックスというらしい。
・音の質・色と共に澄んでいる。
・コントラバスクラリネットは、音量がすごく出ているのに、うるさく感じない。
・トランペットは高音が出しづらいのに一発で音を当てていた。
・クラは複数で吹いているのに、1人で吹いているように思えるところがあった。

トロンボーンの部員から
・トロンボーンマスターがいた。
・Eupがすごい!
・木低は、響きがすごい。
・ハーモニーがよくわかる。
・Tbかっこいい
・ここの音色が良く聞こえる。
・みんなブレスがすごい
・低音楽器すごい格好良い。
・Percすごい。
・肺活量はんぱない。
・みんなすごい表現力がある。
・集中力も半端ない。
・個々の楽器の良さが引き出されている。
・アンサンブル感が」すごい!
・FLソロきれい。
・指揮者の表現力すごい。
・木管の連符をトロンボーンは、グリッサンドみたいに演奏していた。かっこうよい。

トランペット部員から
・自分たちの部活の雰囲気と違って、とても和やかだと感じた。焦りや不安を感じず、落ち着いていて、高校生とは全く違っていた。さすがだと思った。(若いから、焦るんだ。これが青春だ。顧問より)
・指揮者は当然の事、演奏者までも身体全体でリズムを刻んでいた。
・曲のイメージを理解し、その場面を表現しながら曲のイメージを理解し、その場面を表現しながら良く演奏していたように感じた。
・全体的に一つのまとまりになり、一体感をすごく感じた。
・各パートで縦がそろっていて、ズレを感じなかった。聴いていて勉強になる合奏だったし、聴いていて楽しい合奏でもあった。
・同じ楽器でも1人1人音色が違っていて、8人それぞれの個性が出ていて凄いと思った。
・しっかりとブレがなくゆるがない発音で柔らかく且、芯があって遠くの方に向かって響くような音色が印象的だった。
・ブレスのスピードが速いし、たくさん吸い込んでいた。
・楽器の構え方が綺麗でベルが下がってなく、譜面代の高さなど細かいところまでそろっていた。
・場面の切り替えが速く、わかりやすく伝わってきて良かった。
・強引に音を出したり、無理矢理音を出そうとしないる自分とは違って、何度ないように軽くしなやかに高音が出ていた。
・高音でも音量のセーブがしっかりされていて本当に感激した。
 個々に書いたのは、今後の自分の課題でもあり、目標にもなった。

長くなって、すいません。ここで確認しますが、同じ内容はカットしていますので・・・
トランペットの部員

・ずれていると指揮者が言っているけど、どこの部分かわからない。

トランペットの部員
・イヤー、今外でサイン会やっています。外人の。(なんだこりゃ:顧問より)
・何か、全然違って(楽団がうますぎて)かなしくなった。

フルートの部員より??ノートにぎっしり(拍手)
・吹いているのではなく、歌っている。
・パート内、近くのパートで聞き合って「ここはこんな風に!」などと意見を言い合っている。教え合っている。
・休憩時間では、パート内で確認し合っている。
・出だしや音の切り方がみんなそろっている。
・これから何が起こるかわくわくさせる演奏。
・曲の一番の盛り上がりがわかる。

フルートの部員より

・シンバルの風の音がおもしろかった。「すげー本物みたい!!」って思いました。
・連符・・・ゆっくりのところは、はっきりと大きく動かしていた。
・CLの人が、すごく変わった形のクラリネットを吹いていたり、ストラップを付けて吹いている人がいてビックリした。

パーカションの部員より
・音量よりも深い音色。
・叩いたときマレットが打面にふれている時間が短い。
・音を止める時指でしっかり止める。

トランペットの部員より
・ミュートは本当にいろいろな種類があった。畳のような手触りのミュートがあってさわらしていただいた。とても軽くて、ラッパに付けたらどんな音が出るのかと思った。

 まだまだたくさんありますが、とりあえず、この辺で終わりにします。 



6月17日 (木) 晴

2010-06-19 23:15:44 | 練習

 新顧問が書きます。

 この日の天気予報では、30度にもなると聞いていて、少し気が重かったのです。なぜかというと本日は、プロの吹奏楽団の方々が、わざわざ本校音楽室まで来ていただき、合奏練習を聞くことが出来る日なのであります!

 このようなことは、普通無い事でありますが、やはり無いことですね。

 この団体の音が出た瞬間、音楽が進行するにつれて、なぜ目の前で進行していくこの事実に部員達は、信じられないという気持ちを持ちました。

 ホールで客席に座って聞いているのではなく、いつも練習している音楽室で、同じ椅子に座り、同じ譜面台を使っているのに、出てくる音は、こうも違うものかと驚いてしまいました。

 練習は見ていていいという言葉を聞いて、部員達を空いている所に、座ったり、しゃがんだり、たったりして、自分達の専門としている楽器のそばで、奏者の息づかいを聞きながら、直接ベルから出るその美しい音を聞いてしまいました。

 中には、降り番で空いている椅子に座って、演奏者の一員になって、自分の専門楽器を聞いている強者もいました。おっと、それだけではなく、プロ吹奏楽団と都内某超有名オーケストラに所属している団員に、「どんな基礎練習をしていますか?」と聞いたりしている部員やそっと部員がソロを吹いてレッスンしてもらったり、なかなか、我が部の部員ももの怖じしないでで健闘しておりました。

 このようなすてきな機会が市川西高等学校吹奏楽部に訪れた事は、全く、いろいろな人の善意の重なりで実現できたことにただただ感謝、感謝!

 また、指揮者のS先生のリハーサルをあんな目の前でしっかりと見ることが出来た私たち顧問も感謝、感謝でした。

 この日の演奏を聞いていると、日頃の疲れがしっかりととれました。管楽器の奏でる美しい音色は、体にいいのですね。

 部員達は、プロの演奏者にサインをしてもらっていましたが、この日市川西高校には、もう1人のスペシャルなゲストがいらっしゃっていました。その人はヤン・バン・デルロースト氏です。

 しかし、私の英語力で、お話ししたことは、

 「お元気ですか?」「あついですね」「八木澤司氏は、いい作曲家ですね」これだけです。

 
 ともかくもすてきな一日でした。