えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

時そば

2005年11月01日 00時37分30秒 | 幸せ
 この日曜日のお昼は両親と妻、私の4人で近くのお寿司屋さんの巻き、いなりを頂きました。
 普段はたいそうおいしいお寿司屋さんで、このお店の大阪寿司は絶品です。
 しかし、この日は新米の水加減を間違ったのか、シャリがいつもよりべたついていました。
 そんなことからお米の話に。

 終戦ごろは闇市や闇屋が横行。八人兄弟の父の家でも、育ち盛りの口を配給米だけではまかなえず、闇米を買っていました。

 ある闇屋が訪ねて来た時、枡を使いお米を量り売ったそうです。闇屋は自分の米袋から一枡すくうと「一杯」と数え、それを父の家の米袋に入れる時には「二杯」と数え、さらに次に自分の米袋からすくう時には「三杯」と数え、それをこちらの米袋に入れる時に「四杯」と数えていきました。それを繰り返したのです。

 つまりは一枡を「すくう時と入れる時に二度数え」、二杯分として勘定していったのです。数えた数の半分しかこちらの米袋に移らないのです。

 当時、10歳そこそこの父と父の姉がその量り売りの監視をしていましたが、最後まで気がつかず、倍の代金を支払ってしまいました。闇屋が帰って調べてみて代金の半分しかお米が無いのに気付きましたが、時既に遅く。闇屋はどこへやら。

 こんな話を聞いて、時間を尋ねる振りをして勘定をごまかす落語のお馴染み「時そば」も案外、本当の話だったのかなと思いました。

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コメント
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