夜行バス

昨日、夜行高速バスを利用した二泊一日の長崎出張から帰阪しました。
訪ねたのはＳ市。

夜行の乗り物は列車にせよバスにせよ哀愁があります。

　夜行バスは１０年ほど前に鹿児島からの帰りに乗ったきり。
　夜行列車は２０年ほど前に松江に赴任していた頃、
　帰省によく急行「大山」を使いました。

　
　今回、大阪・難波のＯＣＡＴバスターミナルで、学生かもしくは社会人一年生のように見える若いカップルが別れを惜しんでいました。
　
　長崎に住む彼女が大阪に居る彼に会いに来て、今まさに夜行バスで帰るところのようです。

　私と同じバスに乗り込んだ彼女はプラットホームに佇む彼にずっとずっと手を振っていました。

　そして、彼が見えなくなると、おもむろに携帯電話を取り出し、

　「タケシ、今バスに乗った。ウンウン。　あした７時半。バスターミナルに迎えに来てね」

　大阪の彼と別れたばかりの彼女は長崎の彼と電話していました。

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