今年は明日から関東出張で、今日宵えびすに参ってきました。
子どものころは家族全員で、
私たちが大きくなりもうえべっさんに行かなくなった後は親父だけ、
私が前職をやめて戻ってきてからは親父と私、
私の娘息子がついて来るようになって両親と私たち家族、
上の娘が行かなくなって親父と私と息子、
息子も行かなくなって親父と私、
その親父が脳卒中で倒れて私だけ、
去年はなぜか娘が一緒に、
そして今年は私だけ
以下は9年前の2002年にえべっさんに詣でた時の出来事です。
毎年えべっさんの時に再掲載しています。
「えびす顔の造花卸問屋社長からの手紙」恒例の幸せ自慢です。
長文です。酔狂な方はご覧ください。
一年半ほど前に、生まれて初めて
体の中からこみ上げてくる「幸せ」を体験しました。
きっかけは些細な出来事なのですが、
40数年の人生の中でたった一度の体験です。
父と当時中一の息子と「今宮戎」に詣でた時です。
お参りを済ませ、スマートボールで息子が景品を当て、
ジャンジャン横丁の串カツ屋で食事をしました。
突然、
「ああ、俺はなんて幸せなんだろう。
世間は不況で、みなさんは苦労されている。
商いは大変だけど、まずまず人並以上の生活をさせてもらってる。
こうして親子三代揃ってえべっさんに参って、遊んで、食事して。
こんな幸せなことはない。有り難いことだ」
幸せって、頭でなく胸の奥から込み上げてくるんですね。
体がじーんと震えるんですね。
実は、それまでの二年間、親族に関してかなり困難な問題があり、
解決の目途がやっとついた時でした。
そして、親しい人たちが数ヶ月の間に4人もお亡くなりになり、
その傷が癒された時期でもありました。
体も不調で、2年ほど体温が37度を下らない日がありませんでした。
私は恵まれた家庭の中で育ち、
何不自由なく大学院にまで行かせてもらい、
第一志望の新聞社に就職。
記者としても自分の目指すことの幾ばくかをこなしました。
父を手伝うようになってからも、会社を順調に伸ばしました。
よい妻がいて、長女、長男も順調に育ち、両親も元気で、
六人一緒に世間並み以上の暮らしをしている。
端から見れば、とても幸せなのでしょう。
しかし、幸せと思ったことは一度もありませんでした。
記者時代はいつも何かに追われ、
今の仕事についてからも、どうも自分が望んでいることと違う。
そんな風に自身を眺めていました。
その私が、初めて「幸せ」を感じたのです。
あの時から、段々段々、その幸せが大きくなってきています。
今は、ちょっとしたことをしても、「有り難いことだ。幸せなことだ」と
思うようになってきました。
この手紙を書いていても
「こうして、Kさんに手紙が書ける。有り難いことだ」と感じます。
先日も、会社の周りを掃除して、ウンチを拾っていて、
「こうして、綺麗にできる。ありがたい」と心が言っていました。
今月は売上がかなり落ち込み、掃除をしている暇があったら、
専務として他にもっとすることがあるんじゃないかとも思いながらですが。
公私とも毎日、トラブルや問題が起き、その都度、
悩んだり、怒ったり、めげたり、他人を羨んだり、妬んだり、
そして、この幸せがいつまで続くのかと心配しながら、
それでもなお、日々幸せを感じて、暮らしています。
ただ、その幸せの危うさも感じています。
「幸せ」って、全てに満たされている状態ですよね。
それ以上のものはありません。
もう、向上する必要がないのですね。
と言うより、その先がないのだから、上がることはできないですよね。
「幸せ」って不思議です。
こんな時代に悠長なことを言っている。
「ノー天気、アホぼん」なのかも知れません。
一年ちょっと前に友人に送ったメールです。
固有名詞以外は変えていません。
えべっさんにちなみ、その時のメールを焼き直してこの日記に書こうかと思いましたが、
今、これ以上の文章は書けません。
あれから3年も経つと、あの「幸せ」は幻だったのかな、と疑うことがあります。
そして傲慢になっている自身をも感じるのです。
だから直せません。
今も幸せです。もしくは幸せに慣れてしまったと言ったらいいのでしょうか。
・・・・・・・
これから先は宣伝です
(有)ニューホンコン造花は第69回東京インターナショナルギフトショー春2010(2月2日から5日、東京ビッグサイト)に出展します。東5号館フラワーガーデングッズフェアー・5013ブースです。仏花、ルミナス蓮、ボトルフラワー、シキミ、サカキなど売れ筋商品を取り揃えお待ちしております。ぜひお越しください。
造花のことなら、大阪で90年以上の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花
営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187
ホームページ http://nhkf.jp
E-mail info@nhkf.jp
「元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」(岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)、梅田・旭屋書店で好評発売中
子どものころは家族全員で、
私たちが大きくなりもうえべっさんに行かなくなった後は親父だけ、
私が前職をやめて戻ってきてからは親父と私、
私の娘息子がついて来るようになって両親と私たち家族、
上の娘が行かなくなって親父と私と息子、
息子も行かなくなって親父と私、
その親父が脳卒中で倒れて私だけ、
去年はなぜか娘が一緒に、
そして今年は私だけ
以下は9年前の2002年にえべっさんに詣でた時の出来事です。
毎年えべっさんの時に再掲載しています。
「えびす顔の造花卸問屋社長からの手紙」恒例の幸せ自慢です。
長文です。酔狂な方はご覧ください。
一年半ほど前に、生まれて初めて
体の中からこみ上げてくる「幸せ」を体験しました。
きっかけは些細な出来事なのですが、
40数年の人生の中でたった一度の体験です。
父と当時中一の息子と「今宮戎」に詣でた時です。
お参りを済ませ、スマートボールで息子が景品を当て、
ジャンジャン横丁の串カツ屋で食事をしました。
突然、
「ああ、俺はなんて幸せなんだろう。
世間は不況で、みなさんは苦労されている。
商いは大変だけど、まずまず人並以上の生活をさせてもらってる。
こうして親子三代揃ってえべっさんに参って、遊んで、食事して。
こんな幸せなことはない。有り難いことだ」
幸せって、頭でなく胸の奥から込み上げてくるんですね。
体がじーんと震えるんですね。
実は、それまでの二年間、親族に関してかなり困難な問題があり、
解決の目途がやっとついた時でした。
そして、親しい人たちが数ヶ月の間に4人もお亡くなりになり、
その傷が癒された時期でもありました。
体も不調で、2年ほど体温が37度を下らない日がありませんでした。
私は恵まれた家庭の中で育ち、
何不自由なく大学院にまで行かせてもらい、
第一志望の新聞社に就職。
記者としても自分の目指すことの幾ばくかをこなしました。
父を手伝うようになってからも、会社を順調に伸ばしました。
よい妻がいて、長女、長男も順調に育ち、両親も元気で、
六人一緒に世間並み以上の暮らしをしている。
端から見れば、とても幸せなのでしょう。
しかし、幸せと思ったことは一度もありませんでした。
記者時代はいつも何かに追われ、
今の仕事についてからも、どうも自分が望んでいることと違う。
そんな風に自身を眺めていました。
その私が、初めて「幸せ」を感じたのです。
あの時から、段々段々、その幸せが大きくなってきています。
今は、ちょっとしたことをしても、「有り難いことだ。幸せなことだ」と
思うようになってきました。
この手紙を書いていても
「こうして、Kさんに手紙が書ける。有り難いことだ」と感じます。
先日も、会社の周りを掃除して、ウンチを拾っていて、
「こうして、綺麗にできる。ありがたい」と心が言っていました。
今月は売上がかなり落ち込み、掃除をしている暇があったら、
専務として他にもっとすることがあるんじゃないかとも思いながらですが。
公私とも毎日、トラブルや問題が起き、その都度、
悩んだり、怒ったり、めげたり、他人を羨んだり、妬んだり、
そして、この幸せがいつまで続くのかと心配しながら、
それでもなお、日々幸せを感じて、暮らしています。
ただ、その幸せの危うさも感じています。
「幸せ」って、全てに満たされている状態ですよね。
それ以上のものはありません。
もう、向上する必要がないのですね。
と言うより、その先がないのだから、上がることはできないですよね。
「幸せ」って不思議です。
こんな時代に悠長なことを言っている。
「ノー天気、アホぼん」なのかも知れません。
一年ちょっと前に友人に送ったメールです。
固有名詞以外は変えていません。
えべっさんにちなみ、その時のメールを焼き直してこの日記に書こうかと思いましたが、
今、これ以上の文章は書けません。
あれから3年も経つと、あの「幸せ」は幻だったのかな、と疑うことがあります。
そして傲慢になっている自身をも感じるのです。
だから直せません。
今も幸せです。もしくは幸せに慣れてしまったと言ったらいいのでしょうか。
・・・・・・・
これから先は宣伝です
(有)ニューホンコン造花は第69回東京インターナショナルギフトショー春2010(2月2日から5日、東京ビッグサイト)に出展します。東5号館フラワーガーデングッズフェアー・5013ブースです。仏花、ルミナス蓮、ボトルフラワー、シキミ、サカキなど売れ筋商品を取り揃えお待ちしております。ぜひお越しください。
造花のことなら、大阪で90年以上の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花
営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187
ホームページ http://nhkf.jp
E-mail info@nhkf.jp
「元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」(岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)、梅田・旭屋書店で好評発売中