プリザーブドフラワーの年間売上高は造花の1/3？

　先月の全国花材流通協会新年会で、南米の大手プリザーブドフラワーメーカーの方とご一緒になりました。

　国内でプリザーブドフラワーがどれくらい売れているのか尋ねてみました。　その方によると輸入額、メーカー原価額ベースで年間２５億円弱。造花の輸入額は１０数年前のある調査によると、７０億円から８０億円です。比較するとプリザーブドフラワーの市場は造花の三分の一程度になります。たいへんアバウトな数字ですが、概略はつかめます。

　驚いたのはこのメーカーの輸出額の７０パーセントが日本向けなこと。感覚ですが中国が主産地の造花は過半数が欧米向けで日本向けは世界市場のはほんの一部です。正反対です。

　これほどまでに日本でプリザーブドフラワーが受ける理由も尋ねてみると、「日本にはお花の教室などお教室文化が根付いているから」と。確かにプリザーブドフラワーを使ったお花の教室ははやりで、うなづけます。

　造花の一部がプリザーブドフラワーに取って代わられていることもあり、わが社も今後の動向を予想し、対策を講じていかないといけません。

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