お雛さんのお花は398だけれど

　お雛さんに合わせて妻がスーパーでお花を買ってきました。
　桃の花、菜の花、カーネーションにスターチス。チラッと見えている水仙は妻の実家の庭に咲いているのを足しました。

　これで398円、安い。妻によると近くのお花屋さんで買ったら5、600円はするだろうと。しかし、決して町のお花屋さんが暴利を得ているから高のではありません。量販店さんは大量に仕入れし、また人件費などの経費も効率よいので、小売専門店さんとの値段が開くのです。わが社も造花を小売専門店さん、量販店さんどちらにも卸していますが、大量に買ってもらえる量販店さんへの卸値は下がります。

　消費者の立場からすれば豊富な商品が安い値段で手に入るのはとても良いことなんでしょうが、小売専門店さんにとっては厳しい競争です。当社にとって小売専門店さんは古くからのお取引が多く大切なお客様です。消費者としての立場と卸売業者としての立場、小売専門店様に商品を卸している立場と量販店さんに卸している立場、こういう光景を目にするたびに私自身もジレンマに陥ります。

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