涼しげな顔で鮎の甘露煮

　みなさん　こんにちは

　その15匹ほどの鮎、すべて甘露煮になるはずでしたが、私が5匹も素焼きのまま食べてしまい、また妻が娘に5匹ほど持って帰らしたので、残ったのはたった6匹でした。その貴重な鮎を、娘の嫁ぎ先のお母さんに教わったやり方で妻が弱火でぐつぐつと1時間半ほど煮込みました。

　本当はもう少し時間をかけた方がいいのでしょうが、お昼間に出かけていて夕飯に間に合わそうと苦肉の策です。それでも骨まで難なく食べられるほどに柔らかくなっていました。お味も少し濃いめですが、煮詰めているのでこれぐらいでしょう。おいしくいただきました。しかし父、

　私　おいしいやろ
　父　ちょっと甘さが足らん
　私　こんなもんやろ
　父　売ってんの食べてみ、もっと甘い
　私　骨までいけるやろ
　父　まだちょっと固い

　妻のいる前での会話です。「ほんだら自分で炊いたらええねん」と言いたくなるほどですが、妻はどこ吹く風、涼しげな顔です。ようできたはります。

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