みなさん こんにちは
大阪生野の一般社団法人ひとことつむぐさんが生野区民センターで先日開いた映画会「かば」を観てきました。1985年の大阪・西成の荒れる中学校を舞台にした教師と生徒の絆のものがたりです。
のっけから校舎での喫煙はもちろん、喧嘩、シンナーに売春まがいなシーンと”ワル達”が傍若無人な振る舞。授業もあったこっちゃありません。そんな生徒にある先生は、こいつらがほかの生徒の邪魔をしている、いなかったらどんなに学校が良くなるかとさえ思います。
しかし一人ひとりの生徒に寄り添っていくと、部落、在日韓国朝鮮人、沖縄人への差別、貧困、家庭内暴力、親のアルコール・ギャンブル依存と、社会がそして子どもたちが抱えている問題にたどり着いていきます。その境遇の中、子供たちはどうしようもないわだかまりや怒りを暴力や教師への反抗として発露していきます。その子どもらとまさしく体当たりでぶつかっていく教師。それに体当たりで歯向かう生徒。
いつしか、その両者に心の絆も生まれます。生徒は教師に、教師は生徒に教えられ成長します。
主人公のかば先生(故人)は実在の人物です。川本貴弘監督が、当時のかば先生の同僚教師や生徒らを取材し、5年をかけて脚本化。完成まで7年を費やしました。同僚教師らの体験を「かば先生そして彼を取り囲む教師」として描いています。そんな経緯からドキュメンタリーチックな映画と思って観ましたが、あにはからんやエンターテイメントに仕上っています。いわば”先生たちの青春グラフィティ”です。笑いあり涙あり、存分に楽しめます。そして考えさせられます。教育関係以外の方もぜひご覧ください。ご家族でも。
かば先生とこの西成の中学で同僚だったF先生がこの後赴任した生野のO中学、はたまた東野圭吾さんそして我が母校のH中学の卒業生の中では、映画に「あるある」がたくさん出てくるでしょう。それもおもろい。
製作費は川本監督が借入金で調達。かば先生の同僚が退職金からも融通したのもあると。川本監督はその製作費を取り戻すために各地で上映会を開いています。少人数でも監督自らが上映に駆け付けるそうです。「上映会を」と思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひホームページからお問い合わせください。
https://kaba-cinema.com/
それにしても、造花輸入問屋社長を17年ほどやっていて、「ゆうことはよく聞くけれど自ら発案しない子」、はたまた「ゆうことはあまり聞かないけれど積極的に発案する子」たちを、諭したり、怒ったり、喧嘩したり、謝ったりしながら成長してもらおうと奮闘していたつもりだけれど、気づいてみれば、実はこちらが成長させてもらっていたり、「かば先生」と通ずるところがあったり。
写真は上演前の会場と、販売されていたTシャッツ。グッズの売り上げも借金返済に役立つと説かれ、買ってしまいました。
これから先は宣伝です。
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