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TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

野生の島のロズ

2025年02月14日 | 映画鑑賞日記

アニメ映画『野生の島のロズ』を見てきました。台風で野生の島に打ち上げられてしまったロボットのロズと野生の島で暮らしていた動物たちの心温まるお話でした。ロズは最新型のアシストロボットでした。無人島に漂着してあちこち傷んでしまっていたもののプログラムされていたアシスト機能を遂行しようとするのですが、動物たちにとったら未知の不思議な物体としか理解されずほとんどの動物たちはロズを拒絶して寄せ付けようとしないままストーリーは進んで行きました。そんな中、動物たちの中で、キツネのチャッカリやオポッサムのピンクシッポの協力を得ながら雁のひなだったキラリを育てようと頑張るロズが描かれて行きました。キラリは徐々に大きくなり、渡りができるようにロズたちが飛び方を教えた成果が実り無事に巣立って行きました。ロズは次第に心を芽生え始め、本来持っていた優しさを発揮してアシストを完結すべき厳冬を越せなくて困り果てていた動物たちを助け続け、ロズを拒んできた動物たちの信頼を勝ち取って行きました。ロズがどんな厳況下でも立ち向かって進んで行くロズの様が格好良かったです。ロズが作った家の中で動物たちがみんな仲良く暮らしていた様は争いばかり繰り返している人間たちの戒めになるような立派な振る舞い方でした。人間社会もこのような動物たちの態度に改めないといつまでも平和は訪れないだろうなあと思えるような描き方に見えました。

映像がとてもきれいでした。雁が空一面に飛び立って行くシーンなどきれいな映像をたくさん出てきてました。日本では2頭しかいなくなったラッコも出て来てましたし、スカンクやクマやビーバーなどのいろいろな種類の動物が出てきていたのも楽しめました。大人が見ても楽しめるようなアニメになっていました。

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ショウタイムセブン

2025年02月14日 | 映画鑑賞日記

映画『ショウタイムセブン』を見てきました。ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイムセブン」の元キャスター折本眞之輔(阿部寛さん)がラジオの生放送中謎の男からに電話が掛かってくるところからこの映画は始まりました。発電所が爆破され電話を掛けてきた謎の男の仕業であったことを折本に語り掛けつつ様々な要求を投げ掛けて行きます。折本は「ショウタイムセブン」のキャスターに返り咲くこともできるかと見込んで二転三転する犯人との駆け引きの生中継を強行することを決め、「ショウタイムセブン」のスタジオを舞台に全国の視聴者に映像を通して犯人と会話、対決して行くといったストーリーでした。どう展開して行くのだろう、真相は何なのか、犯人が本当に求めている標的は誰で何が目的なのかなどが次第に検証されて行きました。最後の折本の言葉は特に印象に残りました。

もっと怖い映画なのかなと予想して見に行ったけれど、組織や国家の奥に潜む表面化されない実情こそが一番怖いと思った映画でした。折本がキャスター人生を掛けて真実を語って行く最後のシーンは見ごたえがありました。上の人に潰されることは世の中に絶えず多々存在している現実ですが、折本が最後に見せた潔さが報道の在り方やその報道を見ている視聴者の捉え方などについていろいろな問題提起を投げ掛けていたかのように終わりました。視聴者に問いかける世論調査など生放送ならではの展開は映画館のスクリーンに映っていた映像なのに家でテレビを通して「ショウタイムセブン」を見ているかのような錯覚や臨場感を体現していたような映画だった気がします。

犯人役が錦戸亮さんだったのがテレビなどで明かされていました。久しぶりに錦戸さんを映画の中で拝見した映画でもありました。

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ファーストキス

2025年02月12日 | 映画鑑賞日記

映画『ファーストキス』を見てきました。結婚して15年になった硯カンナ(松たかこさん)と夫硯駈(松村北斗さん)はすれ違いが多くなり、離婚届けを書いて駈がその日の朝役所に出しておくと言い残し家を出た後、事故で亡くなってしまうという状況からストーリーは始まります。離婚話は進んでいたものの突然の別れになったカンナがある日ひょんなことから駈と初めて出会った15年前にタイムスリップして何度も15年前の世界に戻って駈が死なないような未来を再現しようとトライして行く物語でした。

タイムスリップするドラマや映画はたくさん見てきた気がします。この映画も亡くなってしまった夫の未来を変えて生き続けて欲しいと頑張るカンナが描かれてました。離婚しようと思っていたのに夫がいなくなって初めて夫がカンナに取って大切な人だったことを認識して、カンナと会わなかったら夫が生き続けられたかもしれないとカンナと駈が会わないという未来をも選んでまで夫を死なせたくないというカンナの気持ちが切なくもあり、長く添い遂げるということ以外にも時間や長さだけでは測れないようなお互いを繋いでいる大切なものは共有する時間や長さだけではないということをなんとなくわからしめたような映画だった気がします。

以前宿泊したことがあった山梨県のフルーツパーク富士屋ホテルが最初のほうのシーンで出てきていたのですぐにわかりました。特徴ある建物だったからしっかり覚えてましたよ。ホテルでのシーンはカンナと駈が初めてあった場所だったのでタイムスリップする度に何度も出てきてましたね。富士山も何度か映っていたのが印象に残った映画でした。何度も出てきていたロープウェイはどこだったのだろうなどと思いながら見てました。

 

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大きな玉ねぎの下で

2025年02月11日 | 映画鑑賞日記

映画『大きな玉ねぎの下で』を見てきました。爆風スランプが1985年にリリースした『大きな玉ねぎの下で』の楽曲を元に製作された映画です。夜はバー、昼間はパン屋さんという同じお店でバイトしている夜にバーで働く大学生丈流(神尾楓珠さん)と昼間にパン屋さんで働く美優(桜田ひよりさん)のお話でした。同じ店で働いている二人は業務用の連絡で作ったノートに最初は連絡事項を書き留めるだけの間柄でしたが、その連絡用のノートに趣味や悩みなど業務連絡以外にいろいろなことを会ったことがなかった相手に本音で語りながら次第に心を通じ合わせていくと行ったストーリーでした。

爆風スランプの映画になっていたタイトルと同じ曲は聞いた覚えはかすかにあったけれど、あまり知らなかった曲でした。この映画の中ではasmiさんがカバーされて歌われていたのですが、この映画の内容に上手に合ってしっとりした歌われ方だった気がしました。

この映画では大学生の二人のピュアっぽい恋愛が描かれていました。この映画で出てきたセリフ「会いたい人には会わないといけないよ。」とか、「生まれちゃったから生きるしかない。」などなど印象に残ったセリフが多かったですね。丈流の両親の出会いやラジオ番組の繋がりを上手に含ませながら丈流と美優の関係が繋がって行く様に自然に応援していました。この映画では大学生の若い世代が主人公でしたが、この世の中でのいろいろな出会いは実際会って始まるものもあれば会わなくても始まる出会いもたくさんあることを今更ながら実感できたいろいろな世代の方々に見ていただきたいと思ったおすすめの素敵な映画でした。

武道館には一度卒業式のときに中に入ったことがありました。仕事をしながら受講していた通信教育の卒業式に出席するために二十代の半ば頃に中に入ったのですが武道館の屋根の一番上に大きな玉ねぎがあったのはこの映画で初めて知りました。

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サンセット・サンライズ

2025年02月10日 | 映画鑑賞日記

2月3日、映画『サンセット・サンライズ』を鑑賞してきました。楡周平原作、宮藤官九郎脚本、岸善幸監督、菅田将暉主演のヒューマン・コメディ映画です。

2020年コロナでパンデミックになっていた頃、東京の大企業に勤めていてテレワークを行っていた釣りが大好きな青年・西尾晋作(菅田将暉さん)は三陸の町で売り出されていた4LDK家賃6万円の物件を見つけお試し移住をスタートさせますが、まだコロナが得体の知れない時期だったので距離を2メートルに保たないといけないとか町の人々に感染させたらいけないとかでその物件から出ないようにと大家の百香(井上真央さん)に忠告されます。西尾は町の人々と接触したらいけないけれど接触しない釣りをするだけならいいだろうと自己解釈し、2週間隔離生活の間、物件の家屋から抜け出して歩いて辿り着けた堤防でワクワクしながら海釣りを楽しむシーンからストーリーが進んで行きました。東京からやってきた青年・西尾の存在に町の人々は少しずつ気付いて行きます。西尾の純朴でお人よしそうな人柄がにじみ出ていて次第に東京からやってきたよそ者の若者が地元の人たちと仲良くなって行きます。また、地元が抱えていたいろいろな問題を体現して行く様が後半では描かれていました。震災、復興、時が経っても決して癒えることがない心の傷など三陸に暮らしている人々の思いと東京からやってきた青年が次第に寄り添い心を繋げて行く様が印象に残った映画でした。

西尾を演じる菅田将暉さんはこんなコメディタッチの役柄も上手に演技されているなあと思いながら見てました。東京からやってきた釣りが大好きなほんとに純な青年を上手に演じられてました。三陸の魚や料理を食べておられたシーンが何回も出てきたのですが、ホントに美味しそうに食べておられました。地元の住民だったパチンコが大好きなしげさん(白川和子さん)と仲良くなって行くシーンもよかったです。しげさんの家の前をクーラーバックと釣り竿を持ちながら海まで歩いていた西尾をしげさんが呼び止めて魚を差し出し「け!」という言葉を掛けられた後のしげさんと西尾の繋がり方がほのぼのしてましたね。百香を守るために結成された百香が好きな4人組の男たちの絆と西尾への接し方、山でクマに遭遇して逃げまとっていた西尾など笑いを誘うシーンもたくさんありました。西尾が百香の義理の父役の中村雅俊さんや百香と次第に溶け込んで仲良くなって家族のような存在になって行く様が自然だったのがほんわかしていてよかったです。コロナ禍になった最初の頃、2週間隔離とか安全な距離が2メートルだったことなどが映画の中で再現されていたのでそんな時期があったなあと忘れてしまっていたことにも気付きました。

海とともに暮らして来られた三陸の町が映画の中で出て来てよく漁港や防波堤などで釣りをしていた釣りが大好きだった父のことを思い出しながら見てました。

映画の中で出てきた絵は菅田将暉が実際に描かれていた絵が利用されていたのですね。歌もお上手だし絵を描かれ絵心も持たれているしいろいろな才能を持たれている方だったのだなあと改めて思いました。気になったのは映画HPのキャストにしげさん役の白川和子さんのお名前が全くなかったのはなぜだろうと思いました。見終えた後、見に来てよかったなあと思った映画になりました。

この映画の良さを上手に語っておられたコラムが映画のHPに掲載されていたのを読むとなるほどなあと思いました。こちらを読むとこの映画の内容がよくわかると思います。

 

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劇場版ドクターX

2024年12月30日 | 映画鑑賞日記

12月29日、友達に誘われて映画『劇場版ドクターX』を見てきました。この映画は米倉涼子さんが演じておられる天才外科医・大門未知子の12年続いたドラマの集大成でもある完結編の映画化作品です。予告編や映画の完成披露の芸能ニュースなどでよく『劇場版ドクターX』の話題が取り上げられていたので知ってはいたものの個人的には病院関連のドラマや映画は自分から進んでは見ないようにしていたので、友達に誘われることがなかったら一人では絶対に見に行かなかった映画でした。

この映画ではドラマでは知られてなかった大門未知子のルーツが描かれていたようでした。初めて見たけれど、完結編の映画ではこれで最後になると思わせるようなドラマの集大成になっていたかのような描き方に思いました。最後のエンドロールで今までのドラマに出演された方々がたくさん紹介されてました。今年亡くなられた西田敏行さんへの追悼のメッセージが一番最後に英語で表現されてました。

大門未知子が院長の神津の命を助けるために必死に手術していたシーンにはすごみと驚きを感じました。最後に命を救ってもらった神津に大門未知子が生きるんだよと後ろ姿を見せながらひとりごとにように語っていたシーンは大門未知子の根底に流れていたいろいろな熱い思いが詰まっていたなあと思いました。

友達はこのドラマのファンみたいだったので、よかったわと言ってましたし、映画が終わった後に拍手してました。

この映画では手術をしているシーンが何回も出てきてました。造り物の臓器と分かっていてもリアルなのでそのシーンは目を閉じて見ないようにしてました。病院の手術などのシーンは超苦手です。いろいろなことを思い出すからです。病院関連の映画を見ることはもうこれでないかもと思いました。

 

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ふしぎ駄菓子屋銭天堂

2024年12月27日 | 映画鑑賞日記

12月13日、映画『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』を見に行ってきました。

この映画はアニメ映画やテレビアニメにもなった2013年に刊行され子供たちを中心に人気沸騰している傑作本の実写化の作品です。以前レンタル店で借りて観賞したアニメがおもしろかったこともあり、映画の予告編で天海祐希さんが駄菓子屋の店主紅子を演じられると知っておもしろそうだなあと思い、公開初日に見に行きました。

 

新米小学校教師小太郎をなにわ男子の大橋和也さん、小太郎の後輩で彼が密かに思い続けている雑誌編集者陽子を伊原六花さん、紅子を敵視するたたりめ堂の女主人よどみを上白石萌音さんが演じておられ楽しい映画になってました。

 

銭天堂で売られている不思議なお菓子を食べるとその人が願う望みが叶えられるのですが、説明書を読まずに食べ方を間違うと大変なことになってしまうという不思議な駄菓子屋さんのお話です。幸せになるか不幸せになるかはその人次第、映画を鑑賞してもその鑑賞する人次第でいろいろな見方が味わえるような映画だったなあと思いました。

 

会えなくなってしまった人たちに一瞬でも会えるような駄菓子があれば買いたいなあと思いながら鑑賞してきました。

 

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ラーゲリより愛を込めて

2024年12月01日 | 映画鑑賞日記

11月16日、ピース大阪で上映された映画『ラーゲリより愛を込めて』を鑑賞しました。実話を基にした2022年に公開された作品です。終戦後シベリアのラーゲリ(収容所)に抑留されて強制労働を強いられながらも日本にいる妻と子供たちに再会するために帰国(ダモイ)の日が必ずやって来ると希望を持ちながら抑留者たちとシベリアでの生活を共にしてきた主人公山本を二宮和也さんが演じておられました。どんな苛酷な状況下でも希望を失わなかった山本でしたが、山本の身体を病魔が襲い、ダモイの希望が絶望に変わって行く様が描かれて行きました。苛酷なラーゲリの生活の中でも希望を持って生き抜く姿勢を貫いてきた常に前向きだった山本の姿はラーゲリでともに生活し、絶望に打ちひしがれながら生き続けていた仲間たちの姿に徐々に変化を齎すようになりました。病魔に襲われて山本の命が危機に陥ったとき、ダモイが難しくなってしまった山本に対して、仲間たちは日本にいる家族に向けて遺書を書くように勧めます。最後の力を振り絞り家族に遺書を書いたノートはロシア兵たちに検閲を受け最後には没収されてしまいますが、その遺書を日本にいる山本の家族たちに必ず届けようと仲間たちがそれぞれの脳裏に記憶して行きました。山本が亡くなった後、ダモイできた仲間たちはダモイできなかった山本の代わりにそれぞれが記憶しておいた山本の遺書に書かれていた言葉をそれぞれの家族や大切な人への思いを合わせながら山本の家族に山本の遺志を届けるというストーリーでした。

この映画を見終えて、苛酷な状況下でも希望を持って生きたいと絶えず思いながら生きてきた山本はすごい人だと思いました。どんな苛酷な状況でも希望を持って生きていくことの意味と亡くなっても生きて来た証である真心が籠った山本が家族に投げ掛けた遺書の言葉が家族の心を救い、その言葉を胸にこれからを生きて行くことができるという最後のシーンが印象に残りました。真心の籠った言葉は人を動かすでしょうし、真心が籠った態度は人の心や態度を前向きな方向に変化させることもできるということを感じた作品でした。この映画で描かれていたシベリアでの抑留生活は実際はもっとひどいものだったでしょうと想像できましたし、戦争ほどひどいものはないということを更に再認識させてくれた映画でした。戦争をしない国政をこれからも続けて欲しいですし、世界中から戦争がなくなっていくことを祈り続けて行きたいと更に強く思った映画でした。

 

映画『ラーゲリより愛を込めて』予告【12月9日(金)公開】

 

 

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がんばっていきまっしょい

2024年11月23日 | 映画鑑賞日記

11月13日、アニメ映画『がんばっていきましょい』を鑑賞してきました。昔このアニメの土台になっている原作本を買ったものの積読で読まず仕舞いだったのですが、映画館での予告編でアニメ化されろのを知ったのがきっかけで見に行ってきました。大分前に実写化されていた映画作品もあり、連続ドラマも放送されていましたが見ようと思いながらも結局見る機会を逃してしまっており、今回やっと『がんばっていきましょい』を見ることができました。

劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』本予告【60秒】|2024年10月25日(Fri)全国公開

一生懸命に生きることをあきらめかけていた高校生たちがボートに出会い、仲間たちと青春を謳歌して行く物語です。歳を重ねた今、誰にでも青春時代は必ずあったということを実感しましたし、青春時代をどれだけ輝かせることができるのか、そしてその後の人生にどんな影響を与えるのかなど、どの世代の方々にもそれぞれ響いてくるものが必ずあるような良質のアニメだったと思いました。いくつになっても前向きになることの大切さを再認識しました。背景がとってもきれいだったですし、愛媛県の松山のきれいな景色がたくさん出てきてたのも見逃せないアニメになっていました。レース前に5人の仲間たちの「がんばっていきまっしょい」の掛け声が力強くっていろいろな場面で頑張るときに使えそうでした。

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アイミタガイ

2024年11月20日 | 映画鑑賞日記

11月13日、映画『アイミタガイ』を鑑賞してきました。桑名駅で映画のポスターが貼ってあったのを見掛け桑名が舞台だったんだと思い、見に行こうと思ったのがきっかけでした。

「アイミタガイ」とは、「誰かを想ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。」という意味だそうで、この映画を見ると不思議な人と人との繋がりのひとつがこの「アイミタガイ」によるものかもしれないなあと誰もがあるようなことを優しいタッチで終始描かれていた作品でした。目に見えないけれど誰でもあるのだろうと思えるような何気ない人への優しい思いが回り回って自分のところにやってくることは気付かないだけで誰にでも起こりることなのかもしれないなあと思いました。主人公の楓(黒木華さん)と叶海(藤間爽子さん)の友情がいいなあと思いましたし、楓をずっと優しく見守る青年澄人(中村蒼さん)がとっても素敵な人だなあと思いました。こんな人に思われる楓は幸せだなあと思いました。草笛光子さんのピアノを弾かれてたシーンもよかったです。最後に流れていた黒木華さんが歌われていた主題歌「夜明けのマイウェイ」の優しい歌われ方でしみじみと心に響いてきました。最近行ってきた桑名駅の様子や以前行ったことがあった九華公園付近が背景に出てくるとここだあと思ったりしましたし、桑名の街並みが映画の主題としんみり上手に混ざりあって風景と心情が自然に溶け込んでいたのも印象に残りました。ほっこり優しい気分になるような映画でした。東京が舞台になる映画が多い中、いろいろな地域が舞台になっている映画はやっぱり心に沁みる映画が多いなあと思いました。これからももっと地域から発信される映画を見たいなあと思いました。オススメの映画です。

 

映画『アイミタガイ』本予告【11月1日(金)公開】

 

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