図書室のキリギリス 竹内真 著 双葉社
高校の学校司書になったバツイチ詩織が高校の図書室で生き生きと働く姿を描く小説です。高校現場のちょっとクセのある先生たちが登場したり、図書委員になった生徒たちと本にまつわる謎を探ったり、日々の学校の図書室で働く詩織ですが、生徒たちや先生との交流を通して詩織も徐々に成長していく様が明るく描かれていて好感が持てました。この小説の中ではたくさんの本が出てきます。マボロシの鳥や星野道夫さんの本などなど。読んだことのある本も出てきてました。詩織の前任で突然退職した『なんちゃって司書』だったと自らをそう呼ぶ永田さんとの交流を通して学校司書という仕事を取り巻く現状が厳しいものである問題も少し取り上げられていました。そういった厳しい現状下においても前向きに働く詩織の生き方はどんな仕事においても共感できるような生き方だと思いました。
高校の学校司書になったバツイチ詩織が高校の図書室で生き生きと働く姿を描く小説です。高校現場のちょっとクセのある先生たちが登場したり、図書委員になった生徒たちと本にまつわる謎を探ったり、日々の学校の図書室で働く詩織ですが、生徒たちや先生との交流を通して詩織も徐々に成長していく様が明るく描かれていて好感が持てました。この小説の中ではたくさんの本が出てきます。マボロシの鳥や星野道夫さんの本などなど。読んだことのある本も出てきてました。詩織の前任で突然退職した『なんちゃって司書』だったと自らをそう呼ぶ永田さんとの交流を通して学校司書という仕事を取り巻く現状が厳しいものである問題も少し取り上げられていました。そういった厳しい現状下においても前向きに働く詩織の生き方はどんな仕事においても共感できるような生き方だと思いました。