10月28日、万博公園の太陽の塔の内部を見学しました。入口は地下にありました。午前10時から10時半のWEB予約をしてきたので、QRコードを入口で提示して、チケットを交換してからの入場になりました。毎回、15人ほどのグループごとに観覧していくということでした。階段を登りながら見学していくコースとエレベーターを利用して途中階で2度降りて見学していくコースに分けて同一のグループでの案内で約30分間、説明をしていただきながら見学しました。
太陽の塔の作者岡本太郎さんの太陽の塔のアイデアが固められていく様子が伝わってくるスケッチから見学しました。
1階の窓から見えた太陽の塔を撮影しました。
1階は自由に撮影できました。上の写真は、1970年の万博開催時にテーマ館に据え付けられていた展示作品のひとつ岡本太郎作の「地底の太陽」です。万博終了後、行方不明になっていたということで、この巨大な仮面は太陽の塔の内部公開に合わせて、再現複製されたそうです。1階の展示では、当時のテーマ館の地下展示であった、「過去:根源の世界」を体感できる映像と展示が駆使されていました。この地下展示は1970年の万博を訪れたときにたぶん観覧したはずなのでしょうけれど、全く覚えていませんでした。
この「地底の太陽」はいろいろな表情に変化していました。
太陽の塔の胎内にそびえる岡本太郎作の「生命の樹」です。41メートルあるそうです。この樹体だけは当時のままだそうです。この生命の樹には33種類の生物のオブジェが施されていました。下から上に向かって生物の進化をたどることができるように想像力を働かせながら見学できます。生物や恐竜などのオブジェは万博開催時から50年近くも経っているので、損傷が激しく、当時のものを再製して展示しているそうです。その中でもゴリラだけは当時のまま保存展示されていました。1970年の万博当時、この太陽の塔を一度だけ見学したことがありました。その当時は、この中を確かエスカレーターで登りながら最上階に移動しながら生物の進化を示すいろいろなオブジェを眺めたことを今だに覚えています。当時、変わったものがたくさん展示されていたという記憶が蘇りました。「生命の樹」にはライトがたくさん当たっていて、ものすごく明るいイメージを受けましたが、当時の胎内は、もっと暗かったように記憶しています。それと当時、私が見学したときはあまり混雑していなかったことも思い出しました。エスカレーターは最後に太陽の塔の左腕を通って、当時備え付けられていた大屋根にお客さんたちを運んでいたのですね。その壁にはエキスポ70のロゴが記載されていて当時のなごりを感じることができました。
三葉虫がくっついていました。
アメーバーがいっぱい
上のほうには恐竜やゴリラや人類の祖先のオブジェが展示されていました。
約30分間見学してきました。
上の写真は1970年4月1日、万博に出かけたときに太陽の塔の前で父が撮影した古い写真です。当時は階段があったのと大きな屋根が掛かっていたのがこの写真を見たら思い出しました。