TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

風の奏の君へ

2024年06月29日 | 映画鑑賞日記

6月11日、映画『風の奏の君へ』を見に行ってきました。この映画はあさのあつこさんの「透き通った風が吹いて」の映画化作品です。映画館で流れていた予告編を見て旅サラダに出演されている主演の松下奈緒さんが手掛けられた曲も聴ける映画だったので見に行ってきました。

岡山県の美作を舞台に、茶葉屋まなか屋の次男で浪人していた渓哉(杉野遥亮さん)は無気力な日々を送っていたところ、以前出会ったことがあったピアニストの里香(松下奈緒さん)がこの街でコンサートを開くためにやって来るのを知るところから始まりました。里香はまなか屋を継いで家業を営んでいたいた渓哉の兄の淳也(山村隆太さん)の東京の大学時代の元恋人でした。里香のコンサートを渓哉は友人たちと見に行きます。演奏を終えた里香は舞台で倒れてしまい、この街でしばらく療養を兼ねて滞在することになります。渓哉は自宅の家の空き部屋に招き入れ、元恋人の兄と弟、里香たちが同じ家の中で生活を共にするという暮らし始めます。里香になぜか冷たく振る舞う元恋人の兄淳也と里香に淡い恋心を漂わせる弟と里香との不思議な三角関係を織り交ぜながら里香がこの街にやって来た理由が里香が奏でる音楽と美作の素朴な風景を通して里香が美作にやってきた切ない意味が最後のほうで紐解かれて行く映画でした。

美作の茶畑の風景やお茶を入れる渓哉のシーンや淳也と渓哉が匂いや味でどこのお茶かを当てるシーンなどお茶処美作のお茶の文化を通しての暮らしぶりやお茶畑の緑の風景の原風景が登場人物の心の心象や変化と溶け合うような印象を受けたシーンが多かったと感じた映画でした。湯郷温泉なども映画の中で映っていて旅したときのことを少し思い出した映画でもありました。池上季実子さんが演じておられた渓哉と淳也の祖母役で好演されていたのも印象に残りました。

 

 

 

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ブルーきみは大丈夫

2024年06月22日 | 映画鑑賞日記

6月14日、映画『ブルーきみは大丈夫(吹替版)』を見てきました。

母親を病気で亡くした12歳の少女ビーの下に現れたもふもふのブルーは、子どもにしかその姿が見えないという不思議な存在です。父親も病院に入院中で祖母の下でしばらく暮らすようになったビーとブルーの交流が描かれていた映画でした。ビーだけでなく、大人になった人々にも子供の頃にずっと時を同じにしていたブルーのような存在がいてずっと見守ってくれているんだというような映画でした。途中、うとうととい眠ってしまったけれど、ストーリーはなんとなく理解できましたから、子供さんも大人でも一緒に楽しめるようなファンタジックな要素が詰まっていた映画でした。

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ディア・ファミリー

2024年06月16日 | 映画鑑賞日記

6月14日、梅田にある映画館でこの日公開初日だった映画『ディア・ファミリー』を見に行きました。

この映画は、幼い頃に心臓疾患で余命10年と宣告された娘のために人工心臓の開発に挑んだ東海メディカルプロダクツ筒井宣政氏とその家族の実話を基に描かれた作品です。主人公の坪井宣政は大泉洋さん、その妻・陽子は菅野美穂さん、心臓に先天的な疾患を抱えていた娘・佳美は福本莉子さん、佳美の姉の奈美は川栄李奈さん、佳美の妹の寿美は新井美羽さんが演じておられました。

医師から佳美が余命10年と宣告され、小さな町工場を営んでいた坪井宣政とその妻陽子は、絶望に打ちひしがれてしまいますが、陽子の後押しもあり、何もしない10年より不可能に挑む10年を選択し、医療機器開発ではずぶの素人だった宣政を動かし、家族全員、ともに協力してくれる人たちと人工心臓の開発に懸命に立ち向かって行く姿が描かれて行きます。最初のほうのシーンで、知識やノウハウを学ぶために、坪井が大学の講義に潜り込んだり、本を読んで研究したり、有識者に頭を下げ、資金を提供したり、人工心臓を開発するために前途多難の道程において絶えず凄まじい愛のエネルギーを醸し出しながら進んで行く姿が映し出されて行きました。愛する娘佳美の命を救いたいという一心で、人工心臓を作るために何十年も掛けて取り組んで行く坪井とその家族たちの真剣な姿と家族愛が時を追って描かれて行きましたが、時は待ってくれませんでした。たとえ人工心臓が完成したとしても佳美の完治は難しいと新たに医師に宣告されてしまいます。人工心臓の開発にともに取り組んでいた研究医たちも研究終了を余儀なくされてしまいます。打ちひしがれる坪井と家族たちでしたが、佳美が宣政に語った言葉で、さらに立ち上がって行く強くて逞しい坪井の姿が描かれて行きました。佳美が語った言葉を佳美の永劫の願いだと受け止め、カテーテルの開発に取り組んで行く姿が後半では描かれて行きました。

この映画では坪井たち家族が何度も絶望に打ちひしがれて行くシーンが何回も随時挿入されていました。その絶望感をもクリアするようなシーンが挿入されていたシーンが印象的でした。佳美が作文風に「家の家族はあきらめが悪いのです。」と自ら書いた日記を読むシーンです。この映画の根底に潜んでいた確固たる信念「あきらめない」ことの大切さはこの映画の主題のひとつだったような気がします。親が娘を思う、娘が親を思う家族愛もこの映画の大切な主題のひとつでしょうが、家族愛の奥に潜むこのあきらめなかった確固たる信念はなかなか真似できないような立派な決意だったと思います。坪井の努力や道のりを見て来た周りの人々の心を動かしたようなあきらめなかった精神は多くの人々の心に届き行動に繋がり、世界で17万人もの人々の命を救ったバルーンカテーテルの開発に繋がって行ったのを見るとなおさらそう思いました。何かを成し遂げた後、「次はどうする?」とさらに前向きに取り組んで行こうとする姿勢は人が生きて行く上でのお手本になる基本的な姿勢であることを暗に教えてくれていたようにも思いました。オススメの映画です。

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明日を綴る写真館

2024年06月16日 | 映画鑑賞日記

6月11日、映画『明日を綴る写真館』を見に行ってきました。昔、岡崎由紀さんがバスガイド役のドラマでバスの運転手さんの役を平泉さんがされてたのを見たことがあり、そのドラマで初めて平泉さんを知りました。いろいろな役をして来られた平泉成さんが初主役を務められたとテレビで知ってどんな映画なんだろう見てみたいなあと思ってました。

この映画は愛知県の岡崎で写真館を営んでいる鮫島(平泉成さん)の下に東京で売れっ子の写真家として仕事をしていた太一(佐野晶哉さん)が写真館にやって来ます。太一は鮫島の写真から音を感じ打ちひしがれ、弟子にして欲しいと懇願し、鮫島の下で修業を重ねたいと思ってはるばる東京から岡崎までやって来たのでした。太一が子供の頃、見た桜をバックにして撮影された写真と同じ思いを感じ、その写真が誰が撮影したのかずっとわからなかったけれど、その写真から感じた同じものを鮫島の写真から感じたからでもありました。鮫島の写真館で修行していくうち、写真館にやって来た町の人々と出会います。遺影を撮影してもらいに来た牧(佐藤浩市さん)の思い出を引き出して遺影を撮影する仕事を請け負ったり、町でケーキ屋さんを営む杉田親娘(田中健さんと咲貴さん)と仲良くなり、ケーキ屋さんの経営難を助けたり、鮫島の妻・桜(市毛良枝さん)とも次第に親密になって行きました。また、太一の母親(黒木瞳さん)と父親(高橋克典さん)は太一が子供のときに離婚していたのですが両親との距離を縮めて行く様や鮫島とその息子(嘉島陸さん)の親子関係を修復していく様も織り交ぜながらそれぞれ親子の関係に焦点を当てながらストーリーは進んで行きます。

この映画は、写真撮影という仕事を通してその仕事の真髄や暮らしぶりが穏やかに優しく描かれていた作品だった気がします。主役は太一役の佐野さんかもと思うようなシーンが目立っていましたけれど、鮫島が写真撮影の仕事で培ってきた経験から自然に発せられている言葉の数々や写真1枚1枚に掛ける思いが若い太一では物語れないような多くの大切な言葉をところどころで語っておられたシーンがたくさん出てきていたのを振り返ると、目に見えない奥深さや深淵をしっかり演じ切っておられたのは平泉さんでしたし、この映画ではなくてはならないシーンやセリフを見る人の心に植え付けておられたのはやっぱり平泉さんだったなあと思いました。写真1枚1枚に潜んでいる人々の思い入れや写真を撮影するときに被写体を通して自分を映しているんだという言葉を投げ掛けられていたシーン、思い出を辿りたいけれどその一瞬しか映してくれていない思い出の一かけらの写真の大切さを自ら行動で示しておられたシーンなど平泉さんの演技が光っていたシーンが多かったです。

見終えると優しい気持ちや元気をもらえた気がしました。写真を仕事にしている人々の写真に掛ける思いや熱意が伝わってきたいい映画だったと思います。

鮫島も太一もニコンのカメラで撮影されていたのが印象に残りました。赤井英和さんのラーメン屋さんや病院のベットで写真を見たいと伏せていた美保純さんが出演されていたのも印象に残りました。

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あまロック

2024年05月22日 | 映画鑑賞日記

梅田の映画館で友達と映画『あまロック』を見に行ってきました。この映画は友達が見たいと言っていた映画で、誘われて一緒に見に行ったので、タイトルにロックが付いているから音楽やバンドに打ち込む様子が描かれている映画なのかなと思っていましたけれど、全く違っていました。ロックは兵庫県の尼崎市に実在する「あまロック」のロックでもあって音楽のロックから想像するものを匂わせるようなロックのような生き方や心の持ち方を描いているかのような映画だったと思いました。

「あまロック」とは、兵庫県尼崎市にある尼崎閘門のことで度重なる尼崎の水害が発生し多くの被害が出たため、台風や高潮から尼崎一帯を守るために作られた閘門です。この映画は尼崎に暮らしてきた近松竜太郎(笑福亭鶴瓶さん)とその娘優子(江口のり子さん)や竜太郎と再婚した20歳の奥さんの早希(中条あやみさん)の家族の物語でした。若い年の竜太郎は松尾諭さんが演じておられましたし、奥さんは中村ゆりさんが演じておられました。遊園地の池などで見掛けるような足漕ぎのボートであまロックを実際に体験していたシーンや大学生になった優子がボートを漕いでいたシーンや阪神電車が何回も出てきたシーンや尼崎城や商店街など尼崎の街並みのシーンや尼崎の人情や暮らしぶりがよくわかるようなシーンがたくさん盛り込まれていました。尼崎愛がいっぱい詰まっていたのを感じた映画でした。江口のり子さんの飾らない実直な話し方や演じ方はとても素敵でしたし、鶴瓶さんのなんとも言えない独特の言葉の発し方や演じ方も素晴らしかったです。竜太郎と結婚してその娘だった優子と3人で家族団欒を夢見て竜太郎と結婚することになった20歳という設定の早希役の中条あゆみさんの演技も江口さんと鶴瓶さんの強烈なインパクトをはねのけるくらいの20歳の早希なりの思いを二人にぶつけていく迫力ある様を見事に演じ切られておられたので素晴らしいなあと思いながら鑑賞しました。鶴瓶さんの息子の駿河太郎さんが優子の幼馴染としておでん屋さんの役で何回も登場しておられましたし、優子がリストラされるまで勤めていた会社の社長役が浜村淳さんだったり、今は亡き佐川満男さんが竜太郎が営む工場で熟練した頼りになる社員として好演されていたりと関西ご出身の方々の違和感が全くない関西言葉の映画だったので大阪にずっと暮らしてきて自分にとっては暮らしの中で普段聴いているような感覚でこの映画を楽しむことができました。

この映画の中で鶴瓶さんと江口のり子さんの親子のやり取りは関西人だったら誰でも感じるような言葉の端々やその態度の奥に潜む微妙な感覚や感じ方が本当に上手に描かれていたのも楽しむことができました。

竜太郎が「人生に起こることはなんでも楽しまな!」という言葉や大きなおにぎりを握って「食うて寝たら大概なんとかなる!」という言葉の奥に潜む奥深さと愛が詰まっていたことも印象に残りました。

この映画では娘優子と縁あって優子の母が亡くなって19年経った後に竜太郎と再婚すると突然家に連れて来た女性が20歳の早希だったことで、超びっくりした優子が困惑しながらも、竜太郎も亡くなってしまい、早希と二人で暮らして行くことになった優子の心と環境の変化を描きながら、あまロックが水位ゼロ地点の尼崎を守っているように父親が家族や娘を守ってくれていた大きな存在だったということに気付く娘優子の心情や家族とは何かということや優子自身の結婚と父が遺して行った町工場の存続の間で悩む様が上手に描かれており、共感できました。優子の最後の決断が最後まで見るとこんな決断だったのだというのが種明かしされました。愛を感じるような終わり方だったなあと思いました。見てよかったと思えた映画になりました。

先日亡くなった父が自分や家族を守ってくれていたことをも重ね合わせながらこの映画を鑑賞しました。一緒に暮らしていたときは文句を言い合ったり、鬱陶しく思ったりするときも何度かありましたが、一緒にいつもいるのが当然だったので、何気ない言葉を父に投げ掛けてしまっていたことがあり、この映画で描かれていたのと少し似ていたなあと思いましたし、優子が父の竜太郎の生きて来た道のりや言葉を思い出して父親・竜太郎の大きさに気付いたように自分の場合も亡くなってから父の存在の大きさに気付いたのをさらに実感した映画でもありました。

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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

2023年12月29日 | 映画鑑賞日記

12月27日、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を見てきました。映画館内は若い世代の方々を中心に前のほうの席まで埋まってました。この映画を見ようと思ったきっかけのひとつは11月に見学したピース大阪でポスターが貼られていて宣伝されていたので興味を持ったからでした。もうひとつのきっかけは、主役の佐久間彰役がNHKの朝ドラの『ブギウギ』で愛助役を好演されていた水上恒司さんだったからでした。以前見に行った映画の本編の前に流れていた公開前の宣伝でこの映画が流れていたのを見ていました。ブギウギで最近すず子の大ファンで相手役の愛助を演じておられた好青年が水上さんだったのを知りました。どこかで見たことがあった俳優さんだなあと思っていたらこの映画の公開前の宣伝のCMで見たことがあった方だったと思い出して見に行ってこようと思ったからでした。

この映画は現代に暮らす高校3年生の加納百合(福原遥さん)が1945年の6月の日本にタイムスリップしてしまい、そこで出会って優しく助けてくれた特攻隊員の彰(水上恒司さん)に恋心を抱きながら軍の指定食堂で働き女将のツル(松坂慶子さん)や彰の仲間の特攻隊員たちと交流を続けていく様子が描かれていた映画でした。親しくなった特攻隊員たちの出撃する運命の日がとうとうやってきて、切ない別れを1945年の時代の中で体験しながら百合が次第に成長していく様が印象に残ったお話でした。

なぜこんなにものすごい多くの若い世代の方々が見に来られているんだろうと思うほどその人気ぶりの根底には何が流れているんだろうと思いながら見てきました。映画館のいろいろな場所から泣き声が聞こえてました。SNSで泣ける映画として話題になっていた映画だそうで、若い世代の多くの方々の心に響く映画として反響を及ぼしているようです。最後まで見終えた私は切なくて無念に思うシーンがたくさん出てきてましたけれど、涙は出なかったです。特攻隊や戦争を描いた映画は何度も見たことがありますし、タイムスリップする映画も何回か見た覚えがありました。特攻隊の記念館を見学したときは涙しましたが、以前見た『永遠の0』の映画でもやはり涙が出て来なかったときと同じでこの映画を見終えてもなぜか涙は出て来なかったです。涙するほどの若い世代の方々と受け取り方がどこか違っていたようです。今の若い世代の方々の身近なご家族、ご両親や祖父母から戦時中の話をじかに聴く機会がほとんどない時代に生まれて育って来られた方々がもうほとんどになってきた時代になっていたことをなんとなく実感したような気がしました。もしかしたらその違いが一因だった気もします。

当時の特攻隊員に志願した青年たちの気持ちが現代のひとつの歴史に繋がっていることやその永遠の尊くて切ない思いは日本に生きている人々は忘れてはいけないと思いますし、戦争のない時代に暮らせることの大切さや考えさせられたいろいろなことなど多くのことを伝えたかったような映画だった気がしました。

百合のことを思いながら百合一輪と一緒に突撃して行く彰が何を物語っていたかは見た人それぞれに違うものを与えたのかもしれないですね。真っ白な百合の群落はエンドロールで可睡ゆり園の名前が出てたのでそこでロケされていたのだなあと思いました。現代においてもウクライナとロシアやパレスチナなどのニュースで流れている実際の戦争で、美しい花々が咲いている映像が差し込まれて映っていることがありますが、きれいな花が咲いている場所で戦争をしていること自体が悲しいですね。オーストラリアに行ったときに途中で飛行機の上からニューカレドニアの上空を通ったときにこんなきれいな海で戦争をしないといけなかった人々の空しさや切なさが景色の美しさと相反していた時代があったのだと思ったときと同じような気分になりました。

突撃するシーンが出てくると同時に百合が現代に戻ってきたのも不思議でしたけれど、戻ってきて、1945年に出会った特攻隊員の人々が実在されていた人々だったのを知り、彰から百合への手紙も展示されていたのを知った百合の姿が印象的でした。

見終えた若い世代の方々は見終えた後、ほとんどの方々がすぐに席を立とうとされずしばらく席で座っておられたのはなぜだろうとかこの映画が見た人それぞれに与えた影響が結構幅広く深いものだったのかもしれないなあと思いました。

こういうストーリーになるのだろうなあと推測できたほど予想どおりに進んで行った映画だった気がします。最後の主題歌は福山雅治さんが歌っておられました。この主題歌は今年の紅白で歌われるようです。この日、先に見たアニメ『ウィッシュ』でも福山さんの歌を聴いたのでこの日は終日福山さんの歌をたくさん聴いた日になりました。

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ウィッシュ

2023年12月28日 | 映画鑑賞日記

12月27日、梅田の映画館でディズニーアニメ最新作『ウィッシュ』を見てきました。

ディズニー100周年を記念したアニメ作品を3Dの吹替版の映像をメガネを掛けて見てきました。メガネを通して広がる立体的な背景を見ているとディズニーランドでアトラクションを楽しんでいるような気分になりました。ミュージカル風のアニメだったので映像がとてもきれいでした。

王様は福山雅治さんが吹き替えされていました。ディズニー映画では久しぶりに悪役の王様でした。王様が歌っていたときのシーンでたくさんのこけしに見えたのが地面に映っていたのがちょっと不思議に思いました。また、ウサギなどの動物たちやお花たちが可愛かったですし、最後のほうの主役のアーシャがみんなと立ち上がって歌っていたシーンはとても迫力がありました。願いや夢は人に叶えてもらうものではなく自らが叶えるべく願うものという原点が描かれていたように思いました。最後のエンドロールでディズニーのキャラクターたちがたくさん出てきていましたし、『星に願いを』の歌が最後に流れていたのが印象に残りました。今年の紅白でディズニーのスペシャル企画で主題歌が披露されるそうなので楽しみのひとつになりました。

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり

2023年12月21日 | 映画鑑賞日記

12月13日、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を見てきました。

パディントンの監督が作られた映画だと知って見に行きました。亡き母と世界一のチョコレート店を開くことを約束した心優しい青年ウォンカが自らの夢を実現しようと様々な困難と闘いながら仲間とともに頑張るお話でした。スクリーンの中で主人公たちが踊って歌っていた姿を見ていると終始テーマパークにいるような感覚で観賞していたような気がします。ウォンカが作ったチョコレートを食べると飛んだりする魔法のチョコレートやオレンジ色の顔をした小さなウンパルンパが印象に残りました。ウンパルンパはヒュー・グラントさんだったんだと後で知りました。甘いチョコレートの香りや匂いを想像しながら観賞してきました。夢も大事だけれど、仲間はもっと大事だということを教えてくれた映画でした。この映画はエンターテインメントの世界のいろいろな醍醐味を味わうことができる映画でした。アニーやメーリーポピンズのような歌も踊りも楽しめる映画だなあと思いながら観賞してきました。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』日本版特報 2023年12月8日(金)公開

12月15日に放送されていたワイドスクランブルでこの映画でウォンカ役をされているティモシー・シャラメさんとウンパルンパ役のヒュー・グラントさんのインタビューが流れていました。この映画の舞台がスイスの1940年代の頃という設定だったことやティモシー・シャラメさんが大のチョコレート好きだったことを知りました。

 

 

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窓際のトットちゃん

2023年12月17日 | 映画鑑賞日記

12月13日、映画『窓際のトットちゃん』を観賞してきました。この映画は、トットちゃんこと黒柳徹子さんのご自身の幼少時の体験を書かれている世界的なベストセラーになった原作本を元に作られたアニメ映画です。『窓際のトットちゃん』の本は仕事をし始めた20歳のときに流行った本で当時読んだことがありました。今年発売された『続窓際のトットちゃん』の本は購入しましたが、まだ読んでいませんでした。本を読んだのは20歳のときだったので、覚えていたこともあったけれど、当時本を読んで受けた印象と40年以上経った現在、このアニメを観賞して受けた印象は少し違ったこともありました。

『徹子の部屋』の番組でこの映画の背景がすべて手書きの水彩画で原画が12万枚にも及んでいたことを知りました。映画を通して流れている背景がトットちゃんが暮らしていた当時の様子を彷彿させる素朴で美しい背景だったのが心に残っています。トモエ学園の入口で咲いていた藤の花や道端に咲いていたねじ花、東京から青森に疎開するときに車掌から白いリンゴの花が咲いていたりとさりげなくいろいろな花が咲いていた風景やトットちゃんが暮らしていた昭和初期の時代の街中の様子が自然に溶け込んでいたのも印象に残りました。トットちゃんや子供たちは本当にかわいく描かれていましたし、トットちゃんの声をされていた大野りりあなちゃんもとてもかわいい声でトットちゃんのかわいさや個性的な面を上手に演じておられて好感を持ちました。

好奇心旺盛でやや落ち着きがないトットちゃんが思いのまま行動していたことが他の子供たちとの授業妨害になっているようなことになってしまい、通っていた小学校を退学し、自由な校風だったトモエ学園で小林校長先生や同じ学校に通う子供たちと出会い、ややもすると曇りがちになっていた幼少時のトットちゃんがより楽しく学校生活を過ごせることになったトットちゃんの日常生活の姿がこのアニメでも主に描かれていました。何事も自由でのびのびした教育方針の下で過ごし出したトモエ学園での日常はトットちゃんにぴったり合っていたようで、同級生で小児麻痺だった泰明ちゃんとの木登り体験や泰明ちゃんを載せて坂道を下ったりとお転婆そうなトットちゃんと泰明ちゃんが描かれていたシーンもたくさん出てきてました。トモエ学園で小林先生に「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」言われて認められたことがトットちゃんのそれからの人生をより輝かしいものにしていたことはこの映画を見たらよく理解できました。幼少時に小林先生に出会えたことやトモエ学園での何気ない出来事のひとつひとつが今の黒柳徹子さんの考え方や行動の拠り所のひとつになっていたことが伝わってきたかのようにも思いました。幼少時に自らを認めてくれる人に出会ったことが掛け替えのない素晴らしい出会いを作ることもあるということがよく伝わってきた映画でした。私自身も幼稚園の先生が自分のことを認めてくれていたことが今の年齢になっても自分の中では大きなことだったと思っています。トモエ学園の校長先生のように子供たち一人一人を認めることが子供が育つということの原点なのかもしれないなあとも思いました。

トモエ学園での学校生活がトットちゃんの今後の人生に大きく影響していたことは本を読んだときもこのアニメを観賞していても同じ印象を受けましたが、原作の本を読んだときとこのアニメを観賞したときで少し印象が違うなあと思ったことがあったのですね。このアニメでは第二次世界大戦の戦争の背景がじわじわとトットちゃんの身の上に及んできたことを原作本よりもさらに大きく取り上げていたことが原作から感じなかったことがたくさん描かれていたように思いました。原作本を読んだ当時、トットちゃんの幼少時は戦争中だったのにも係わらずその戦争のことよりもトットちゃんがトモエ学園という学校に通うことでトットちゃんの個性がどんどん明るく広がって行くかのような戦時中だけに限定されないような時代を超えた姿だけが現在でもずっと記憶に残っていました。どんな環境においても人との出会いでトットちゃんが自らの目線を通してどんどん変わって行く姿が頼もしく40年以上経った現在でも普遍的な真実を描いている作品として受け継がれてきたのではないのかなとずっと思ってきました。このアニメでは、トットちゃん目線だけで語られていたわけではなく、同級生の泰明ちゃんの気持ち、先生の気持ち、両親の気持ちなど、トットちゃんではない目線を通して描かれていたシーンが多かったので、原作本を読んだときに感じたトットちゃん目線でのトモエ学園で出会った出来事すべてが輝いていたこと以外にもいろいろ伝えたいと感じるような他の主題が重なって描かれていたように感じながら観賞してきました。

 

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ドリーム・ホース

2023年10月06日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『ドリーム・ホース』の感想です。

イギリス・ウェールズ、谷あいの小さな村。同じ場所で同じ仕事、そして家事、親の介護と、何も変化のない毎日を送っていたひとりの主婦が思いついた、村のみんなで共同馬主となって競走馬を育てる夢。週10ポンドずつ出しあって約20人の馬主組合となった彼らの夢と希望を乗せ、「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付けられた馬は、奇跡的にレースに勝ち進み、彼らの人生をも変えていく。(HPより転載)

小さな田舎町の仲間たちが、競走馬を通して、競走馬から夢をもらい、あきらめかけていたような暮らし方から一歩先に進んで行こうとしていた前向きな姿が描かれていたのが印象に残りました。

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