TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ウォルト・ディズニーの約束

2014年08月23日 | 映画鑑賞日記
レンタルのDVDで映画『ウォルト・ディズニーの約束』を見ました。3月に公開されていましたが、見に行けなかった映画でした。レンタルDVD店でたまたま見かけて借りてきたのでした。ウォルト・ディズニーは娘の愛読書である、『メリー・ポピンズ』の映画化を熱望しており、イギリスに住む原作者のP.L.トラヴァースが彼のオファーを20年間も断り続けていたのですが、それでも諦めないウォルトと決着を付けるために、アメリカにやってくるところから始まります。実話を元にした映画でした。1961年の4月という字幕が出ていたので、自分が生まれた時代の頃の話だったのですね。トラヴァースの子供の頃の大好きな父親と家族の思い出がメリー・ポピンズのストーリーに託されてたことと彼女がそのメリー・ポピンズの中に閉じ込めていた思いがとても切なかったです。トラヴァースがアメリカに『メりー・ポピンズ』の完成披露試写会を見にきたときにお抱えの運転手ラルフが迎えに来てくれたシーンは涙が出ました。このシーンにトラヴァースの思いが集約されていたのと彼女の頑なな心が解き放たれるように思えたからです。この映画は、映画『メリー・ポピンズ』を実現させるために、ウォルト・ディズニーが作者のトラヴァースとした約束が主題になっているかのようですが、それよりも、トラヴァースの人生にスポットが当たっているようなストーリーになっていました。1960年代当時のディズニーランドが再現されていたり、映画の中で出てくる名曲がどのように作られたのかを知ることができた映画でもありました。
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