TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

病院から連絡が入る

2019年10月24日 | ひとりごと

10月22日、入院している母の病院の主治医の先生より携帯に連絡が入りました。母が入院して半年が経ちました。ある数値が悪くなってきたということで、身体の限界も近づいてきているとのことでした。父と二人で出かけていたときの出先の連絡でした。いつかこの日が来ると思っていたものの、二人とも動揺せずにはおれなかったです。親戚やお世話になったケアマネージャーさんに主治医の先生から言われたことをそのまま連絡しました。帰宅してから、病室で母に聞かせてみたかった童謡のメロディーだけのCDを持って行って、母の耳にヘッドフォンをして、母が好きそうな優しいメロディーを何曲かかけてみました。聞いてくれていたようです。5月頃にまとめておいた母と家族みんなで行ったときの旅の写真や母の幼少の頃から若い頃の写真をまとめたものも昨日見せてみました。昨日はしんどそうで見てくれていたかどうかわからなかったです。今まで旅したときの写真や若い頃の母の写真を眺めていたら、なんとも言えない気持ちが襲ってきました。少し前まで、容態が日によって違っても、母のあくびを見るとちょっと安心した気持ちになっていましたが、昨日もあくびをしていたのを見かけたけれど、複雑な気持ちになってしまいました。病院でお世話になっている看護師さんの皆さんに、私たち家族は、とても仲良い家族に見えていると同じように言われたことがありました。たくさんの写真を眺めていたら、母が笑って本当に楽しそうにしていた表情からも私たち家族はいつも仲良く暮らしてきたのかもしれないなあと実感しました。母が自分の脚で歩くのが少し難しくなってきた頃からは、家の中では、母中心に、いつも毎日を送ってきた日々でした。主治医の先生から連絡をいただいてからいろいろなことをする気が一気になくなっていくというか脱力感のようなものを感じてそれ以来ぼ~っとしている自分がいます。こんな私を見たら母はしっかりしないといけないと叱咤激励してくれるかもしれないなあと思いました。もう数か月、母と話をすることはできなくなりましたが、病室に出向けば、母と会えている今の日々をこれからもっと大切にして行きたいですね。

 


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