11月4日、梅田の映画館で『最高の人生の見つけ方』を観てきました。人生を家庭に捧げてきた主婦幸枝(吉永小百合さん)と人生を仕事に捧げてきた大金持ちのホテルの社長マ子(天海祐希さん)の二人は余命宣告を受け、病院の同じ部屋で出会うことになります。入院して初めて人生の虚しさに気付いた二人は同じ病院内で出会った12歳の少女が書き留めていた「死ぬまでにしたいこと」リストが掛かれたノートを偶然手にし、二人で旅をしながら実行していくといったストーリーでした。2007年に公開されていた『最高の人生の見つけ方』をヒントを得て作られた映画ということで、だいぶん前にDVDで観たことがありました。ほとんど覚えていなかったのですが、スキューバーダイビングをしたり、ピラミッドを見に行ったりしたことなど似ていたシーンはあったと覚えていました。「死ぬまでにしたいこと」リストにはこのほかにも京都で大きなパフェを食べたり、モモクロのライブで踊ったり、ウェディングドレスを着たりとどんどん実行していき、二人の友情も深まっていくといった展開でした。最後の無理そうだったこともちゃんと実行して行く二人の生きた証は素晴らしいなあと思いました。マ子の秘書役のムロツヨシさんがいい演技をされてたのも印象に残りました。マ子が幸枝に「あなたに会えてよかった」と言い残して幸枝より先に逝きます。「あなたに会えてよかった。」と言われるような人になかなかなれないような気がするなあ。最高の人生とは何だろう?本当に死んでしまう寸前に感じるんだろうか?最高の人生を送れるように毎日毎日の1日を大切に生きて行くことが最高の人生に繋がっているのではないのだろうかと思いながらこの映画を見終えました。京都の八坂の塔や鴨川や琵琶湖や長崎でのシーンもたくさん出てきていた映画でした。主人公たちが亡くなってしまう映画でしたが、誰もがいつかは亡くなるという事実をあまり悲壮感を漂わせないように作られていた映画だったかなあと思います。
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