11月13日、映画『アイミタガイ』を鑑賞してきました。桑名駅で映画のポスターが貼ってあったのを見掛け桑名が舞台だったんだと思い、見に行こうと思ったのがきっかけでした。
「アイミタガイ」とは、「誰かを想ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。」という意味だそうで、この映画を見ると不思議な人と人との繋がりのひとつがこの「アイミタガイ」によるものかもしれないなあと誰もがあるようなことを優しいタッチで終始描かれていた作品でした。目に見えないけれど誰でもあるのだろうと思えるような何気ない人への優しい思いが回り回って自分のところにやってくることは気付かないだけで誰にでも起こりることなのかもしれないなあと思いました。主人公の楓(黒木華さん)と叶海(藤間爽子さん)の友情がいいなあと思いましたし、楓をずっと優しく見守る青年澄人(中村蒼さん)がとっても素敵な人だなあと思いました。こんな人に思われる楓は幸せだなあと思いました。草笛光子さんのピアノを弾かれてたシーンもよかったです。最後に流れていた黒木華さんが歌われていた主題歌「夜明けのマイウェイ」の優しい歌われ方でしみじみと心に響いてきました。最近行ってきた桑名駅の様子や以前行ったことがあった九華公園付近が背景に出てくるとここだあと思ったりしましたし、桑名の街並みが映画の主題としんみり上手に混ざりあって風景と心情が自然に溶け込んでいたのも印象に残りました。ほっこり優しい気分になるような映画でした。東京が舞台になる映画が多い中、いろいろな地域が舞台になっている映画はやっぱり心に沁みる映画が多いなあと思いました。これからももっと地域から発信される映画を見たいなあと思いました。オススメの映画です。
映画『アイミタガイ』本予告【11月1日(金)公開】