これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
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読んでみてください!!

ヨーロッパ企画「サーフィンUSB」

2010年08月12日 18時14分15秒 | 演劇
前回公演の「曲がれ!スプーン」が面白かったので
今回も行ってみました。
会場は下北沢の本多劇場で、老舗の劇場です。

下北沢のイメージを表現すると
「えぇ~、私、化粧もそんなにしないし、古着しか着ないんです。
飾らない性格なんで男友達多いんですけど、全然モテないんですよ~」
と自分が可愛いのをしっかりと自覚している女の子に
何気に自慢されているような心持ちになるのは
ひねくれているせいでしょうか。

えぇ~と、あらすじは毎度面倒くさいので
他の方のブログをそのままコピーで・・・

あらすじ
「水の7年」で水位が異常なまでに上がった世界。そこで生きていくサーファーの男性達に感化され、自殺を思いとどまった女性。
食べ物一つにも感謝し、波と過去の産物を見つめながら彼らと生きていく中でそれに反するようなネットワーク社会「akibaA」の仮想空間の営業担当と出会う。彼らはサーファーの面々にUSB付きのサーフボードを渡し、彼らのサーフっぷりを世界の人々が仮想空間を通じて体験すると売りこんでくる。
最初は反発していた彼らも、お金や見栄や競争意識に駆り立てられ、のめりこむ。ついには、負の生き物と言われた人魚になろうとするまで。
サーフィンによって自己を見出し、彼らによって新しい生き方を教えてもらった女性は、その流れに反発するも……。

今日撮影日で数台カメラが入っていました。
WOWOWも入っていたので後日放送されそうです。
そして結果から言うと、WOWOW放送があるなら
別に行かなくてもいいかなぁっていう感じでした。
面白くなるまでにちょっと時間が掛かるのと
上演時間が80分程度で、
えぇここで終わっちゃうの~と拍子抜けしました。

サーフィンまでもバーチャルで体感してしまおうとする
批評めいたものも織り込んでいますが
そこは何重にもオブラートに包んであって
毒々しくならないようにさらっとさせてます。
思うにここを強調させて現代社会への警鐘するような方向にすると
女性ファンが離れていくでしょう。
キャラメルボックスや宝塚、劇団四季のような
ファンタジー感の強い舞台に女性客が多いのは
現実的なドロドロとしたリアル感を見たくない
心の現われのような気がします。

そんな感じであまり収穫のない舞台鑑賞でしたが、
もし自分が劇団に入るなら絶対この劇団に入ります。
なんていうか舞台上で緊張感がいい意味で全く感じられないし
公演前も、これは面白いんじゃないとか言いながら
笑って稽古しているような感じがするんですよね。
脚本・演出の上田さんからして
この人絶対怒鳴ったりしないだろうなぁって。
舞台の演出家って怖いイメージしかないんですよね、
蜷川幸雄・野田秀樹は言うまでもなく、
一見厳しくなさそうな松尾スズキも
ムスッとして厳しいこと、チクリと言いそうだし
上司は厳しくない方がいいですよ。

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