これが私の生きる道

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劇団M・O・P最終公演「さらば八月のうた」

2010年08月16日 19時46分17秒 | 演劇
劇団MOPは2004年に、新聞か何かで紹介されていて
調べたら、当日だと半額サービスがあるというのでどんなもんかと、
もしつまらなくても3000円もしないし
という軽い気持ちで観に行ったのがきっかけです。
正直、ものすごくハマった感覚はなかったのですが
それから足掛け7年、毎年足を運んでいて
今回で解散してしまうとのことで
どうせなら東京最終日に行きたい、ということで
日頃のチケット調達力を駆使して席を確保しました。
定価でチケットを買ったのは今日がはじめてです、すみません。

あらすじ

25年続いたラジオ番組にある曲を探して欲しいとのリクエストがあった。
どうしてもわからず、1年後番組終了の最終日にその由来が明かされる。
その歌は毎年八月に集まる、八月会の最後に必ず歌われる歌。
「別れの歌」を巡る人々の、戦前から2010年8月に至るまでの様々な物語。

毎度毎度の他の方のブログのものを頂戴いたしました。
こういうのって無断で転載してもいいものなのかしら、
いつか訴えられるんじゃないかってちょっとビクビクしています。
解散公演ということを差し引いても
今まで観た劇団MOPの舞台で一番好きなお話になりました。
キムラ緑子さんは本当に上手かった!
ラジオDJ役なんですが、
あの妙にテンションの高いDJぶりが面白くて
友近や柳原加奈子も演じることが多いのですが
やっぱりラジオのDJには独特のしゃべり方ってありますよね。

あらゆる箇所に伏線が張ってあって
それを最後に解き明かす形になっていますが
特にその謎解きが重要なわけでなく
あくまで物語自体がよく出来ていて
余計に解散してしまうのはもったいないなぁと。

劇が終わった後に恒例で
劇団員全員がバンドになって演奏するのですがそれを聞いていて、
こんないいチームなのにこれが最後なんて・・・と
思わず涙が頬を伝いました。
今まで映画はおろかライブでも舞台でも泣いたことなかったのに
自分でも不思議な気分でした。
そしてその最後の演奏が終わると
一人、また一人とお客さんが立ち上がり
スタンディングオベーションになりました。
舞台でこうなるのははじめてだったし
MOP的にもはじめてスタンディングオベーションだったそうです、
またそれを聞いて、涙が出てきちゃったんですけど。

一回出演者が掃けて、
10分後にサイン色紙やこれまでの公演の小道具、
主宰者のマキノさんは台本のプレゼント抽選会がありました。
自分はもちろん外れてしまったんですが
それでよかったと思います、
もっと古くからのファンに当たった方が
プレゼント達も報われることでしょう。
最後の最後に、三上さんのお嬢さんが舞台に登場し
マキノさんを無視したり足を踏んだり
笑いを起こしてお開きになりました。

その後は、役者さん自らが物販コーナーで販売員をしていて
思わずパンフを買ってしまいました。
駆け出しの劇団ならまだしも
これだけ実績のある人たちがこういうことまでしてくれるなんて
もう二度と見れないんだなぁと考えると
また目頭が熱くなってきます。
会場を出るときにポストカードも貰って
やっぱり来るのは最終日に限るなぁなんて
少し冷静になって帰りの電車に乗り込みました。

今まで本当にありがとうございました。

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