これが私の生きる道

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派遣社員の悲哀

2012年05月17日 18時05分54秒 | 思うこと
今人気のものまねタレントといえば
福田彩乃だと思いますが、結構好きです。
実はかなり美形で、
例えば女優の真似をする場合、
声だけ似ていても、顔の質がよくないと
見ている人はそのイメージを一致させることが困難になります。
だから綾瀬はるかや長澤まさみのモノマネをして
めちゃくちゃ似てるわけでなくても
上手いと感じられます。

モノマネ専門以外のバラエティでも
ローラなどの分かりやすい一発芸もあるし
ルックス的にも画面が汚れないので
使われる機会は今後も増えそうです。

もう一人好きなモノマネタレントでミラクルひかるがいますが
こちらは彼女とは真逆の存在といえるでしょう。
モノマネの質としては間違いなくミラクルの方が上なのですが
質が高すぎて笑うよりもすごさが上回ってしまい
普通のバラエティ番組では使いづらかったりします。
唯一そういう番組で使えそうだった
オセロ中島のマネも当人がああなっちゃって
やりにくくなっちゃったのは運がないです。

話を福田彩乃に戻すと
彼女は芸能界に入る前に、派遣社員をしていたそうです。
(ウィキペディアによると)
トヨタ関係の会社だったので、リーマンショックで派遣切りにあい
再就職を探している最中に
現在の事務所のアミューズのオーディションに応募し
受賞してデビューを果たしました。

それ以上の情報はないので何ですが
彼女みたいな人でも派遣切りに遭ってしまうというのが
今の日本の悲しい現実なんだということが分かります。
テレビで見る印象でしかありませんが
どうみても仕事ができないタイプとは思えないし
協調性がない方にも見えない。
頭だって悪くないだろうし景気がいい頃なら、
それなりの企業の一般職でそつなくこなしていたに違いありません。

うちの本社にも派遣社員の人が数人おりますが
同じように仕事の能力的にさほど問題があるようには見えません。
自分が過去見てきた限り、正社員と派遣社員の人に
能力の差を感じることはなかったし
むしろ職場では立場的にエゴを出さない人が多いだけ
派遣の人の方が良かったりします。

そもそも就職の面接ってものは
学生時代、大した目的もないのに海外に行きまくっていたり
文化祭で求められてもいないのにリーダー気取りだったり
友達になりたくないような人が
上手くいくようにできています。

面接官の質問に対しての回答は
自分の本質的な考えでもなんでもなく
それに合わせられることを
嘘だとしても語れる人間が評価されます。
逆にじっくりものを考えるタイプの人は
評価されませんが、そういう人の方が長い目で見て
忠実で仕事を根気よくこなせたりします。

正社員とはしている仕事が同じでも(もしくは多くても)
給料や福利厚生にはもちろん差があるし
職場内でもカースト制度のような階級差が存在します。
以前に所属していた部署に
すごい人間的にできていた所長の下で働いていて
ジュースを事あるごとに奢ってくれていましたが
同僚の協力会社の人には奢ることはありませんでした。
正社員同士の身内意識というのは厄介なものです。

出身校による派閥や同郷による親近感など
人は何かに縛られないと安心できないのは
弱い証拠です。
この先、バブル期のように経済的に日本が躍進することはありませんけど
そこでどういう生き方を選択するかで
全く幸福感が変わってくる時代に突入していくことになるでしょう。
今までの常識や他人の目に囚われず
自分に正直に生きるセンスがなお問われることになるでしょう。

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