ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

配信されました

2006年09月20日 | 現代音楽
ぐったりしている間に、ヤザワの新譜が発売となりました

9月20日発売

Yahoo!Musicでも配信されました!

コチラ→Yahoo!Music
コチラも!→jazz tokyo


『同時発売』となるUSAのサイトは間に合いませんでした

ということで・・『日本先攻発売』とあいなりました

ああ・・アホーなことをブログで日々書いてるうちに、自分の情報に置いてかれました
もう3月のことまで書いてありました。ありがとうございます(汗)

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10月21日(土)6時から渋谷の「公園通りクラシックス」で新譜「フラッシュ・ポイント」発売記念ライヴをします!

1年ぶりのGeisha Farmとしてのライブは、もちろんちぃ姐も出演今回はヤザワのソロがだいぶ多めとなりそうですが、そこはゲイシャ・ファーム!ゲイシャ・ファームとしてしか出来ないことをやりますからねー

今年は調整中の予定が多くて、なかなか発表するタイミングが難しい・・とか思ってるうちにマキが入ってきました。

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ちょっと『フラッシュ・ポイント』について補足すると:

去年の8月からデータ編集を始め、11月と12月で録音、年明けて1月と3月でミックスとマスタリングを終えた『フラッシュ・ポイント』は、2枚組CDで、ヤザワの半生(以上?)を凝縮したアルバム。個人的な憶い出を込めたアルバムにしたかったのと、1枚目よりコンセプトを明確化したかったということで、2枚組になりました。プログラムノートもヤザワが書いています。

2枚目はレクイエム集。これは、こんなに早くに「レクイエム」を作ることになるとは自分でも思っていなかったけれど、人生何が起こるか分かりませんね。今作らなかったら、もう作らなかったかもしれないし。

デザイナーとジャケットとブックレットのデザインのコンセプトを立てていた時に、「憶い出」→写真、となって、私の記憶としての写真を加工していくことになりました。

カバーは「青写真」のイメージ。ブックレット中央にデザインの仕掛けがあります。

いろいろ悲しいこと、理不尽だと思うことがあっても、空が晴れていくように、それでも人生は素晴らしい、というような私にしてはすごくストレートな音楽表現をしました。アートワークも私の気持ちを体現してくれて、CDの実物を手に取った時は感無量でした。

レクイエム集で19分の曲を提供してくれたキャロリンは、CDを受け取るまで、私が「レクイエム集」の中にキャロリンの曲を入れて作ろうとしていることを知りませんでした。共通の友人から彼女の悲劇を聞いてから時間が経ち、アーメンの和音を多様したスコアを受け取りました。まだ悲しみが癒えない時にキャロリンが書いたプログラム・ノートは、悲しさについては何も語られず、生きていく希望についてしか書かれていません。「レクイエム」は残された者のための音楽でもあるのです。

そんなキャロリンも7年経って、この春再婚しました。「CDを聞いて、泣いたわ・・。ありがとう。」と言ってくれ、お互い乗り越えたんだなー・・という感慨がありました。

そう、人生はそうあって欲しい、これからも。

すごく長い補注になりました。読んでくれてありがとう。
是非、聴いてください。


Comments (3)
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