10月1日、皇嗣職大夫が眞子さまは複雑性PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder )だと公表して後、ただちに精神科医和田秀樹氏から「複雑性PTSD」という病名に疑問が呈されたが、
報道では眞子さまと複雑性PTSDが結びつけられて語られている。
そのような現状の中『日本複雑性PTSD当事者支援協会』が当事者と支援者に向けてある語りかけをしている。
おそらく秋山剛医師が発表した今後の見通しの部分が問題視されているのではないかと思う。
秋山剛医師の見解
【「複雑性PTSD」の状態とご結婚について】
眞子内親王殿下におかれましては、公的な活動等もなさっていらっしゃるように、判断力には影響が生じておりません。結婚の準備を進めることにも支障はありません。
結婚されることで、眞子内親王殿下のご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとがなくなれば、「複雑性PTSD」の改善が進むと考えられます。ご結婚について、周囲の方々からの温かい見守りがあれば、ご健康の回復がさらに速やかに進むものと考えられます。
和田秀樹医師は、
複雑性PTSDは虐待を受けてきたような人が、仕事も就けず、性格も安定しないなどの症状が出るほど深刻なものです。
複雑性PTSDは虐待レベルのひどいときに起こるものです。診断基準を見てもらえればわかりますが、悪口を言われた程度でそう診断されるのには疑問です。2020年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は20万件を超えています。そう考えると、児童虐待を受けていた人は毎年累積していて、相当数(おそらく100万人以上)が複雑性PTSDで苦しんでいることが伺えます。 一度複雑性PTSDになると、治らないことも多いです。
和田医師は「複雑性PTSD」は深刻な病気で、環境が改善されたり、本人の好きなことさせておけば治るようなものではない。と言っている。
「複雑性PTSD」が十分な社会的認知を得るまえに、秋山医師の見解と眞子さまの行状から「複雑性PTSDとは、ああいうもの。」という間違った認識が社会に広まることを和田医師も『日本複雑性PTSD当事者支援協会』も危惧しているのだろう。
眞子様への複雑性PTSD診断に関する報道について
2021年10月2日 / 最終更新日 : 2021年10月2日 jcpsp
<抜粋>
昨日より、複雑性PTSDという診断名で、秋篠宮家の眞子さまのご病状に関する情報が報じられています。これに関しましては、当事者の方々への社会からの新たな誤解や偏見などが起きる可能性について、私ども日本複雑性PTSD当事者支援協会は、非常に危惧しています。複雑性PTSDという診断名がWHOによりICD-11で採用されたのは、2018年ですが、診断名として正式に発効するのは、2022年1月1日からです。今回の情報に関して、多くのマスメディアが、複雑性PTSDという診断名で報じたことについては、非常に不安を感じています。今後、学会など、各方面からも様々な見解が示されるかもしれませんが、今回の報道を受け、当協会の利用者の方々のお気持ちに、新たな傷付きや揺らぎが起きないことを切に願っております。
複雑性PTSDの診断基準も、病名として正式に発効するのが2022年1月からだというこも、知っているはずの秋山医師が何故眞子さまの病名に「複雑性PTSD」を使ったのか。
和田医師はこのようにコメントしている。
――そうなると、宮内庁が「複雑性PTSD」を発表した意図はどこにあると思いますか。複雑性PTSDは同じトラウマを何度も受けることで症状がどんどん悪くなりますので、これ以上小室さんのネガティブなことを書くと眞子さまの症状が重くなる、ということを警告しているのだと思います。
宮内庁が小室への批判を封ずるために、秋山医師と相談の上敢えて「複雑性PTSD」という病名を出したとしたら、当事者の方々、支援者の方々は勿論精神医学というものへの冒涜だろう。
報道もネットも「宮内庁がそう言っているならそうだろう。」と安易に「眞子さまは複雑性PTSD」という前提で眞子さまのあれこれを語るべきではないですね。