セントラルリーグ各球団戦力分析(その3)

2017年03月12日 | 井戸端会議
昨年3位で初のCSを果たした。選手層がずいぶん厚みを増していた。

横浜DeNAベイスターズ


【スターター】◎
山口FA流出によりエースが抜け、精神的支柱だった三浦も引退したが、影響なし。
成長著しい若き左腕投手石田・今永は大きな戦力。今年、2人揃ってセリーグを代表する左腕投手へ駆け上がって行くことでしょう。
ベテラン久保は経験実績共に申し分ない。今年もローテの一角。
ここ数年ローテを守り続けた井納は投手陣のリーダー。
即戦力のドラ1浜口は制球に難があり開幕ローテは難しそう。
また、新加入の外国人クラインは3Aで防御率1.96と結果を残している。安定したピッチングが出来る。ローテ確実。
FA山口の人的補償でDeNAは平良を指名した。将来性の期待が大きかったのだろう。先日OP戦で古巣巨人から5回無失点は期待度をより高めた。
2年目の熊原は制球の課題をクリアすれば十分に先発チャンスあり。
三嶋・砂田もローテを狙う。
【リリーフ】○
絶対守護神の山崎は、昨年不調で厳しいシーズンであったが、セットアッパーの三上・須田・田中らでカバーし勝ちの継投は自信となってる。
今シーズンは山崎の絶対守護神とはいかない様だ。実績を引き下げ海の向こうから本物がやって来た!
MLBでは通算奪三振9.55被打率.236(3Aでは奪三振率14.75、被打率.167と完璧)S.パットンがクローザーへ名乗りを挙げた。
クローザー候補一番手に挙げたい。
ドラ5尾仲は即戦力ストレートに伸びがあり面白い存在。
右腕なら高崎・加賀・平田。左腕なら林・大原。
【ディフェンス】△
内野陣の固定は難しい。
ファーストはロペスで決まり。
セカンドは第一候補であろう石川は
かなり出遅れている様で、ヤクルトから新加入の田中にエイリアン・山崎がいる。故障がなければ打力を買って宮崎がベストだと思う。。
サード白崎はセカンドもOK。彼の活躍がチームのカギを握るのでは?
対抗は独立リーグから来たシリアコは以外に活躍する可能性がある。
ショート、倉本で落ち着きそう。
ユーティリティ柴田は全てのポジションでバックアップ出来る。
外野陣は固い。レフト筒香、センター桑原、ライト梶谷。
控えに関根・荒波・乙坂。
キャッチャーは戸柱・高城・嶺井とラミレス監督が明言した3人制を取るでしょう。
【オフェンス】△
上位打線は超強力だ!
桑原・倉本・梶谷・筒香・ロペスの5人。
それに比べ、下位打線は非常に弱い。ただ、白崎は長距離バッター、年々その片鱗が出てきている。また、宮崎も昨年11HRを打つなど、この2人が今シーズン、キャリアハイの結果を残す様なことがあれば…
横浜マシンガン打線より強力な横浜バズーカ打線の誕生。
DeNAは昨年チーム打率が.249だが、チーム得点圏打率が.280と勝負強さを持っている。
【総評】○
投手陣はセ・リーグの中でも1.2を争う期待感がある。
石田・今永、2人で20勝以上は間違いないだろう。
新外国人投手を先発、抑えの的確補強も好材料。
クライン ・パットンで投手陣の不安点は十分にカバー出来そうだ。
今年に掛ける強い思いを感じずにはいられません。球団フロントも本気になってペナント取りに来ている。
打の注目はやはり筒香。侍ジャパンの4番が三冠を取りに行く。
チームをだばねるラミレス監督は昨年監督就任1年目でチーム初めてのCS進出に手腕を魅せた。
現役時代の芸人の芸のパフォーマンスを行うことで知られたが、イメージらしからぬ、ブレない我慢強い采配と対話を絶さない人心把握術者であり有能なデータマンの手綱さばきは見物である。
【ドラゴンズの戦い方】
毎年、お得意様であった横浜銀行から昨年は借金することとなった。
ドラゴンズが強かった落合時代は、相手のミスにつけ込み、いつの間にか勝利してた野球をDeNAにやられている。ドラゴンズは逆に勝手にコケてしまってる野球をしてしまっている。ラミレス野球は試合巧者だ。
まずはミスをしない、またミスをしても誰かがカバーできるバックアップ体制を整える必要がある。
攻撃面では、苦手な投手が多すぎる。久保・石田・山崎などをもっと研究し足を使ってかき回さなければならない。
守備面では、桑原・梶谷に揺さぶられ筒香・ロペスにドカンとやられている印象が拭えない。梶谷・桑原要警戒だ。
個人的に大野は今年も筒香を要注意が必要。
【予想オーダー】
8 桑原
6 倉本
8 梶谷
7 筒香
3 ロペス
4 宮崎(エイリアン、田中)
5 白崎(シリアコ)
2 戸柱