セントラルリーグ各球団戦力分析(その6)

2017年03月17日 | 井戸端会議
最後に我らがドラゴンズ。最下位からのスタート。
辛口戦力分析させてもらいます。

中日ドラゴンズ


※戦力分析と言うことで一応選手名を挙げるが、どちらかと言うと首脳陣分析となってしまいました。
【スターター】
昨年は10勝投手がチームにいない。
緊急事態だ。
ではない!結果はそうであったが、過程でそうなった。ベンチの采配ミスだらけだ。
まずはここを頭に入れておいて。
毎年、ここで書いてますが先発投手はたくさんいます。
今年も大野・吉見を筆頭に若松・小熊・山井・バルデス・伊藤・ジョーダン。
手術から順調に回復してる小笠原に、ドラ1柳に八木もいる。
また、3年前のドラ1鈴木も今年は頭角を表し始めた。
数えてみると12人候補がいる。
そこへ又吉・福谷の先発転向案が納得出来ない。そうなると計14人となる。投手登録33人中の14人、半分弱が先発候補はどう考えてウエイトの置き方がおかしい。
ドラゴンズローテに表も裏もない。
開幕、東京ドームは大野・バルデス・小熊。
ナゴヤ開幕は、吉見・若松・鈴木(ジョーダン)。
一戦必勝が今年のドラゴンズだ。
【リリーフ】
現状においても抑えが決まってない。田島を指名して良いのではないか。勝利の継投セットアッパーですら決まってない。首脳陣の考えが分からない。私が思う今のドラゴンズに一番必要不可欠なポジションだ。
このポジションをおろそかにした結果がここ何年の成績だ。
先発がゲームを作っても終盤でゲームを壊してしまっている。
昨年、監督就任時に又吉、福谷までも先発転向の考えがあると言う始末…
これでは先発陣投手もモチベーションも上がってこない。
中継ぎ投手の層は分厚いが、ベンチが使い方を間違ってる。
選手個々を見極め本人に役割をしっかり説明し、適材適所に努めて欲しい。
一度や二度の失敗で配置転換は選手はやる気をなくす。
新外国人のアラウホは制球に不安があり、もう一人の新外国人のロンドンも保険枠としてしっかり押さえたつもりが、球威はあるものの制球が悪くストレートしか頼るところがなければ打たれる。とても補強とは言い難い。現場と球団フロントの補強ポイントミスだ。
首脳陣(監督、投手コーチ)は先発ばかりにウエイトを置いてるしか思えない。ここ数年の低たらくをいまだに受け入れてないのでは勝てません。
抑えは田島
勝ちの継投は又吉・岡田・祖父江・三ツ間
左ワンポイントは小川
右ワンポイントは佐藤
ロングリリーバーは上記先発漏れ投手など。
※新加入の笠原・丸山の期待大
【ディフェンス】
最下位となった昨シーズン。チャレンジャーとして戦うには、まずディフェンスを固める必要がある。
ここも首脳陣の考え違いがある。
打つことばかりにウエイト置いてる様にしか見えないし、聞こえてこない。
打ち勝ちたいのか?守り勝ちたいのか?どっちなんだ!
原点回帰を掲げているなら、守備を固め1点を大事にする野球ではないのか。(先日ファームでセカンドに周平を使ったり、ゲレーロをレフトで試してみたりと…)
センターラインも最重要視の観点から選手起用を導き出して欲しい。
センター大島、ショート堂上、セカンド荒木(溝脇)ならかなり固い布陣が形成される。
問題はキャッチャーだが、この重要ポジションもおろそかした結果、いまだに固まらない。ポジション争いと聞こえは良いが他球団に比べると低レベルでの争いとなってる現実。リード面だけを考えたら武山が一番手の様に思う。
ファーストはキャンプ・OP戦などから走攻守高いレベルでプレーしてる石岡がベストだと思う。
ゲレーロはサード以外のポジションはちょっと厳しい。多少のミスは打力でカバーしてもらう。
レフト・ライト候補は藤井・平田・古本・近藤・松井佑・工藤にコンバートの遠藤と安定した守備力を持ってる選手が多く、状態の良い選手を起用するのが良いと思う。
ビシエドについては、ゲレーロと同じ守備ミスは目をつぶっても打力と行きたいところだが、現状では打力も期待できない。
控えにまわってもらうしかないと思う。
【オフェンス】
森繁監督就任当初からベースランキングに力を入れ、先の塁を取りに行く野球を目指しているのは、大賛成。
1番は荒木。2000安打と400盗塁までより多くの打席に入って記録に向かって突っ走れ。
クリーンアップは、チームで最多安打の大島を3番に入れ得点源に。
この1.3番の打順で問題となる2番バッターが見当たらないが、あえてイメージではない様に思うが何でも出来る石岡を置くのも面白い。
4番はゲレーロしかないが…ここ最近のOP戦では、いよいよ厳しいインコース攻めに心配が芽生えてきた。
5番は平田だが、WBCの為に自主トレ・キャンプは早めの調整を余儀なくされたが、出場機会が殆どなく、逆に開幕調整遅れが懸念される。
6番は藤井・遠藤・近藤など状態を見極める必要がある。
首脳陣の安易な考えでは、下位打線で少しでも打線の弱さを補うために、杉山が出場を増やすだろう。
OP戦で全く打ててないとはいえ、森野は必要な選手。代打の切り札一番手でもうひと踏ん張りしてもらわなくては。
京田のバッティングは徐々にプロの球に対応出来る様になってきたがまだまだ、守備・代走で必要な選手、ベンチ入りを望む。
【総評】
結論から先に言うと、今年も厳しいシーズンが待っていそうだ。
4年連続Bクラスとなった最大の弱点が克服されていないのは悲しい。
終盤の中継ぎ抑えの充実とレギュラー捕手の確立です。
特に捕手については、楽天に移籍した細川を逃したのは本当にもったいない。発展途上の捕手にアドバイスなど、また終盤の厳しい場面でリードやずる賢さなど抑えの捕手として必要でなかったか。
センターラインを強化すればディフェンスは締まる。そこに目がいかなかった首脳陣・球団は猛反省して欲しい。。
極端な言い方だが、今のベンチ・フロントの考えは4番で先発完投出来る選手ばかりを起用したい、育てたいと思ってる様に感じる。
内外野のポジションも強力な打線を形成したい為、出来もしないポジションを守らしても、結局は守備で足を引っ張り打撃どころでなくなり悩んでしまってるのが、今までの選手ではないか。
などなど不安材料ばかりの様に思うが、首脳陣の考え方ひとつで全く違った野球が出来るもの。
選手個々は能力は上がってます。
今年のドラゴンズの行方は、ベンチ采配にある。
期待は森脇コーチの超積極的な指導、どこから集めてくるのかデータの数々は凄い。
2014年当時監督を勤め、最下位予想の中、大健闘のペナント2位を勝ち取った手腕を期待せざる負えません。
【予想オーダー】
(多分、森繁さんはこんなところだろな。これでは、首脳陣も変わらなければ選手も変わりなしでは昨年と一緒だと思いますが…)
8 大島
4 荒木
5 ゲレーロ
3 ビシエド(森野)
9 平田
7 遠藤(藤井)
6 堂上(京田)
2 杉山
【期待オーダー】
(思いきった選手起用してみても良いと思います。)
4 荒木
3 石岡
8 大島
5 ゲレーロ
9 平田
7 遠藤
6 堂上
2 武山

PS.最後に今日ファームが開幕しました。
ドラゴンズのスカウトの勝利か!
もしかしたらもしかする?とんでもない選手を獲得しましたね。
今後、成長が楽しみな選手を見て来ました。