セントラルリーグ各球団戦力分析(その4)

2017年03月14日 | 井戸端会議
昨年4位は不本意だったろう。猛虎復活に挑むシーズン。

阪神タイガース


【スターター】△
藤浪 ・メッセンジャー・ 岩貞の三本柱は強力だ。
WBCを見てても藤浪はフォーム修正し復調の気配を感じる。メッセは盤石だ。
一方で裏ローテ3枚は不安だ。
能見も38歳、年齢的なものか?年々低下してきている。投球内容が良し悪しがはっきりしている。
ここまでは指を折れるが続く投手は出て来ないのが現状。
しかし、昨年ファームの防御率2位、安定した制球力で開幕ローテを勝ち取りそうな秋山はダークホース。
ベテランの域に入った岩田の復活を期待したいところ。
厳しい先発陣、後は青柳・横山といったところか?
岩崎をリリーフ転向させたが復帰がありそうだ。
【リリーフ】△
リリーフ陣も厳しい状況である。
マテオがクローザーを勤める。
昨年防御率1.80はクローザーとして十分計算出来る。
セットアッパー候補は、メンデス。球威制球ともに定評あると言い難いが、開幕までの実践を見ていきたい。セットアッパーに転向した岩崎は、一年間通し体力的に活躍は未知数。
この2人を勝ち継投として計算している様だが不安を抱かえる。
安定抜群だった安藤も年齢的に例年の様な活躍は厳しくなってきてる。
左のワンポイントなら昨年安定してた高橋。場面に応じて1イニングを任せられるはず。球に力がある。
体力的に課題はあるが松田はブレークの予感を感じる。
藤川は昔の球威は帰ってこないがベテランらしい投球術を持っている。
金本監督の投手起用の柔軟さが必要不可欠。
【ディフェンス】◎
内野陣は、ポジション争いが激化してる。
すべてのポジションで流動的だ。
ファーストは捕手登録ではあるが、打力を買われての原口か新加入のキャンベル(サードもある)が予想される。
セカンド、第一候補は上本だろうが大和もある。また、ショートの争いから鳥谷・北條が回ることも考えられる。
ショートは鳥谷と北條の新旧争い。
サードは、打力優先からキャンベル・今成・新井などの他に、長打力を秘めた陽川もドラ1大山ある。
鳥谷が回ることもありそう。
外野陣も固定が流動的。
超ハイレベルな争いになる。
FA糸井はセンターへの起用だろう。
他に江越・中谷といった守備力の高い選手が控えに回るのはもったいない。
攻守、総合的に考えれば福留がライト、高山がレフト。
阪神の外野陣は非常に層が厚い。
誰もがレギュラー級にて甲乙つけがたい。横田・伊藤隼・板山・緒方・俊介。
【オフェンス】△
ゴメス退団により明らかな長打力不足となった。外国人で獲得したキャンベルがどれだけ穴を埋めることが出来るのか?
また、糸井の加入により機動力も加わったことでどれだけ得点能力が増すことが出来るのか?
4番に座るだろう 福留が年齢に負けず昨年の様な継続した活躍が出来るか?
などなど、疑問点が何点かある。
そんな中で確実性と長打力を併せ持つ原口が捕手として何試合くらい出場出来るかで1番から8番まで穴がない打線が組めれば強みとなる。
選手を固定せず、状態を見極め選手起用が必要となる。
【総評】△
糸井を獲得したのは走攻守に大戦力となるはず。
しかし、内外野共に不安要素と不確定要素が多く、チームのgood and badな面が点在している。
゛超変革゛から゛挑む゛へ、スローガンを掲げた通りに成長著しい若手選手を適材適所に積極的に起用する金本監督。昨年1年を経験し、どれだけ状況に応じた采配が出来るか楽しみ。
猛虎復活間近!
【ドラゴンズの戦い方】
ここ数年、接戦のゲームが多い。
最後はここぞのポイントで、攻は得点出来ず、また守では得点される、と言った結果が11勝14敗。
ポイントでのミスが勝敗を左右してる。ベンチの采配でも疑問が残った選手起用が多かった様に思う。
また、ビジターゲームでは圧倒的なアウェイ感の中ゲームを落とすケースが多く見られた。
今シーズンも同じビジター環境は変わらない。
ホームでは必ず勝利する強い気持ちを持って、積極采配し選手は答えなければならない。
5分5分の結果を目指して欲しい。
【予想オーダー】
7 高山
6 北條
8 糸井
9 福留
3 原口(キャンベル)
5 キャンベル
4 鳥谷(上本・大和)
2 梅野