吉見一起 ありがとう!

2020年11月10日 | ナゴド観戦
2020.11/6(金)対ヤクルト24回戦 【ナゴヤドーム最終戦・吉見投手引退試合】


前日に行われた引退会見は晴れやかだった。
「てっぺんも底辺も両方を見ることができた。これからの人生にすごく生きると思う。本当に良い野球人生だったと思う。最後くらい楽しみたい。」
ドラゴンズ黄金期の落合政権下〝守り勝つ野球〟の象徴であったエース吉見一起投手(36)が今季をもって現役引退する。
《実働15年・223試合・90勝56敗・防御率2.94・5年連続2桁勝利(2008~2012年)
09.11年最多勝 11年最優秀防御率・最高勝率》

最後の晴れ舞台はナゴヤドーム最終戦、先発で限定1人の登板となった。
吉見がコールされマウンドに向かう。
※もし前カードDeNA3連戦で一つでも負けていれば、この引退試合をここまで穏やかな気持ちで見られただろうか。本当に良くぞ3連戦3連勝出来たことは今日の為、本当に良かった!












投球練習前、慣れ親しんだマウンドプレートにそっと手を触れた。


先発196度目の登板。
プレイボールがかかった。
ヤクルトの1番山崎がバッターボックスに入る。
今オフに今シーズンの為にフルチェンジした独特な投球フォーム。腕を先に動かしてから足を挙げる変則フォームだ。相手打者からボールの出所を見えにくくするため。プレートを踏む位置も一塁側に変えた。
吉見の投球フォームと言えば、左腕を目一杯伸ばすところは変わらない。


初球、シュートがビシッと決まった。2球目はアウトコースへ曲がるスライダーであっという間に0-2とし、3球目のストレートは低めに外れた。4球目、全盛期を彷彿させる吉見の真骨頂である糸を引くようなアウトローいっぱいにロックオン。ストレートでストラックアウト!845個目の三振を奪って魅せた!





トヨタ自動車の後輩捕手木下拓がマウンドに駆け寄り、がっちり握手し抱き合う。続く内野陣も駆け寄り一人一人と抱擁。



かつてドラゴンズで一緒にプレーしたヤクルト森岡コーチから、後輩の大野雄投手から花束を受けました。



投手交代の為に与田監督自らマウンドへ行き、ねぎらいました。
マウンドを降りる際に右手でもう一度プレートを整え感謝を込めた。





大歓声に包まれながらベンチ前の首脳陣や選手たちとグータッチを交わしダッグアウトへ下がった。







ゲームはチームの頑張りで終盤同点に追い付くも延長10回決勝点を奪われ惜しくも引退試合を飾ることは出来なかった。
ゲーム後、引退セレモニーが行われた。

祝福の為に岩瀬仁紀さんが花束💐


最愛の家族、かわいい息子さんたちの花束も受けました。


大野さん、ここらから号泣😭😭😭💦



引退セレモニーあいさつ



















最後は胴上げやるか?やるか?と見せかけて選手たちと記念撮影📷








おいで~!パチリ📷























































マイクの前で丁寧に頭を下げてから、ゆっくり話し初め吉見は、
「ドラゴンズ入団してたくさんの出会いがありました。プロ野球の厳しさ教えてもらった落合さん。この世界で生きる道で教えてもらった森さん。自分で考えて低く投げてこいとリードしていただいた谷繁さん。たくさんの人に支えられてここに立てている。そして何より妻と出会えたこと。わがままな僕、自分勝手な僕。僕以上に苦労があった。3人の子どもも生んでくれた。本当に感謝です。ありがとう。選手のみなさんドラゴンズは強いです。もっともっと強くなる。1日1日を大事にして後悔のないように。今年独走したジャイアンツを倒して、与田監督を男にしてください。ファンのみなさん、今日まで応援してくれてありがとうございました。恐怖感いっぱいでマウンドに上がるのは怖かった。チームの力だけでは優勝できない。これからもドラゴンズの応援をよろしくお願いします。最後になりますが、15年間幸せなプロ野球人生でした。野球の神様、ありがとう!」と締めくくった。



強気の勝負で勝利を掴め 一球入魂それ行け吉見!
頑張れ!頑張れ!吉見!
頑張れ!頑張れ!吉見!
いいぞ!いいぞ!吉見!
いいぞ!いいぞ!吉見!