プロ野球選手とタバコの関係

2020年02月03日 | 井戸端会議
2月1日、プロ野球のキャンプが各地で一斉に始まりました。
長いシーズンを戦うべく心身を鍛え、今年も僕らファンに多くの感動を与えるハイパフォーマンスなプレーを魅せてくれることを期待したいです。
我らがドラゴンズはこのスプリングキャンプで与田監督が選手に求めたのは〝心体操”というテーマ。体だけでなく、心も操れるメンタルを含めた強化を期待するもの。
私生活においても、“心体操”を意識した心身共に健全な状態でシーズンを戦ってもらいたものです。
私生活と言えばちょっと気になったことが…。
私の知り合いの方が先日キャンプ地.沖縄へ出発する前セントレア内、喫煙所でドラゴンズ主力選手に遭遇したらしく、🚬らしいとのことでした。👀


昭和の時代、“禁煙スペース”はあったが〝喫煙スペース”はなかった。「禁煙」と書かれていない場所では、どこでもタバコはOKだった。
平成の時代となり、「禁煙」が社会の常識になるとともに日本人の「喫煙」に対する受容度、許容度は急速に小さくなった。
今は考えられないが当たり前にタバコが吸えた場所がたくさんあった。
飛行機の中、電車の中、バスの中、駅、映画館、病院、オフィス、等々…。
野球場のスタンドでもプカプカ🚬出来た時代があった…。
今では野球場も指定の喫煙場所を除いて全面禁煙になった。ナゴヤドームでは黄ばんだ壁の喫煙ルームで、東京ドームは建物の外側にビニールの幕で覆った喫煙所が設けている。スタンドで観戦していると敵の攻撃になると席を立って、しばらくするとタバコの匂いをまとわりつかせて席に戻って来る。
昨年、讀賣の監督に復帰した原監督は、就任会見で未来の主砲・岡本和真に対し「まず、タバコをやめるべきだろうね」と言った。マスコミ受けを考える原監督らしいキャッチーな発言である。実際に「岡本へ禁煙令」は各紙大きく報じた。これは少なからぬ衝撃を与えた。

昭和の時代のプロ野球選手は、
「タバコが似合うスポーツマン」といったらヘンだが、何かしらオーラを放っていた。
タバコを吸い、酒を浴びるように飲み、肉をたらふく食らい、おねえちゃんをはべらかし夜遊びする。だがグラウンドで結果を出す。野球選手には非日常の超人を感じることがある。
昭和から平成に入り、イチロー選手が登場し流れは変化し、野球選手がアスリート化と変わっていった。
そして現在の野球選手はほぼアスリートと言っていい。
しかし、今でも侍ジャパンメンバーに名を連ねるトッププレイヤーであっても愛煙家は多くいると聞く。
アスリートとタバコの関係?どうにもピンとこないのだが…。

こんな記事を目にした。
『ロッテ、12球団初の全面禁煙!“煙害”から佐々木朗を守れ!』
※以下【】は記事の引用。
【“金の卵”を守る。ロッテが今季から日本球界初の「全面禁煙」を導入することが29日、分かった。全選手、首脳陣、スタッフの勤務時間中が対象となる。高校球界最速の163キロ右腕、ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が入団し、医療・コンディショニングを重視しているチームは、若手有望株の健全な成長をサポートし、クリーンな球団イメージ構築を目指す。
「育成のロッテ」が、12球団初の改革を断行する。今季から、全選手、監督、コーチ、スタッフに球場施設内の喫煙を禁止する。すでにチームは方針を固め、ナインには沖縄・石垣島でのキャンプ前に通達される。
「しっかり若手に育ってもらいたい。チームとして(禁煙などで)、雰囲気作りをしていかないといけない」と球団関係者は語った。
昨年7月に本拠地・ZOZOマリン内で、全ての喫煙所が加熱式たばこ専用の喫煙所になるなど、段階的に禁煙化を進めてきた。選手はユニホーム着用時など、限定的だった禁煙ルールが今季からは全面的に禁止。違反者には罰則も検討されている。
DeNAでも2012年以降に入団した選手は禁煙が義務付けられているが、チーム全体での徹底した禁煙は日本球界初の試みとなる。】と、このような記事です。

たばこには4000種類以上の科学物質が存在し、そのうちペンゾピレン等40種類以上の発がん物質や発がん促進物質が含まれ、それらに対抗するために、大切なたんぱく質が使用されてしまう。そして超回復の速度が遅くなりトレーニング効果が出にくくなる。野球の練習、試合などで疲労し筋組織が破壊された体にとってこれは大きなデメリットでもあり、筋組織の肥大はもちろん野球での疲労も抜けにくくなります。また超回復に影響が出るということは、筋発達も望めないということになる。
試合があって疲れたから早めに寝たはずなのに朝が起きれない。身体が気怠いなどの症状がないのか?
プロスポーツ選手で疲労が抜けにくいというのは致命傷だ。
チームの主力選手はシーズン中、試合間隔も短いく週に6試合心身を集中しなくてはならない。遠征などで移動の疲れなどもかなりのものだ。
ちなみに今や侍ジャパンの4番を担うまでに成長したカープの鈴木誠也選手は、喫煙による怪我の治りの遅さを嫌い、ずっと吸っていたタバコをスパッと止めたらしい記事を目にしたことがある。止めたその年、流行語までになった「神ってる」と言われるまでになったという。

さて、上記ではタバコが野球選手に与える悪影響について調べてみましたが、タバコを吸うことでプレーに良い影響が出ることもあるそうです。
それは打席における「集中力」です。
野球はサッカーやバスケ、ラグビーなどの走り続けるスポーツとは違い、要所要所での集中力が大事になってくるスポーツなのでタバコを吸って落ち着くのはかなり良いこととも書いてあった。たとえタバコを吸うことで肺の機能が落ちたとしても、ピッチャーなどでない限りは基本的には動きが止まっているスポーツなのであまり問題はないようです。

以上、冒頭に書いたドラゴンズのあの主力選手がタバコ吸ってることが想像すら出来なかった事実から、ちょっと野球選手とタバコの関係について私なりに調べた内容を書かせてもらいました。
マリーンズやベイスターズは、球団として新しく入団してくる選手の健全な成長などをサポートする為とファンの健康の為、リスクを覚悟で決断されたと思います。
我らがドラゴンズもここ数年、高校出の有望選手を獲得し成長させるべく、球団はしっかりした方向性を今後考える時期が来てると思います。


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