花咲く春。春、花咲く。
鷹巣の成田豊人さんから、「弘前詩塾」№23が届いた。初めて拝見する。成田さんと若木由紀夫さんが作品を寄せている。お二共「komayumi」の主要詩人だが、地理的にか?文化的にか?青森県弘前市の詩人との交流が深くあるようだ。行動力に感心する。
妻恋峠
男鹿市の”寒風山”(=かんぷうざん 標高355m)頂上部に至る前のコルにある駐車場辺りを「妻恋峠」という。何とも美しくそして切なくなる名で大好きだが、ここの駐車場の西際に、直登するしかない「姫ヶ岳」への登山口がある。
昨日、好天に誘われて久々に寒風山へ行ってみた。療養中のはずの相方が姫ヶ岳へ登り始めたので慌ててあとを追う。頂上まで直登約10分。数年前に登ったことがあったが、その時とは事情が異なる・・・はずなのに、登ってみたいという気持ちが先行していたのか、心地よかったらしい。その頂上から噴火口の外輪山(と言っても15分程度)を巡って駐車場へ戻った。知っている人以外はトライしないコースなはずだから、尾根を歩く人影に気付いた人は驚いたに違いない。わずか30分くらいの軽軽登山であったが、十分!!相方も私も満足であった。
朝からおだやかな日。塀際にはクロッカスと水仙の花が咲きはじめ、カンゾウの若芽が土から背を伸ばし始めている。春を感じる情景だ。
天気がいいので、県内では水芭蕉群生地で有名な仙北市の”刺巻湿原”へ向かってみた。まだ咲いていないのかもしれないと思っていたが、交通誘導員がいて地元観光協会の出店があって、水芭蕉を見ないうちにほっとした。
花も清流も静かな時間もよくて・・・語らない方がいいか。
4月に入って8日目。関東からは桜のニュース。この地はまだ当然ながら?つぼみ。しかしながら、スイセンのつぼみが膨らみ、いち早く一輪だけ咲いたところもある。毎年この時期が楽しい。
先月までは年度末で、企業と言わず役所と言わず予算必達とか、あるいは予算消化のむりくり発注と検収とか・・・に頭を悩ました方も多いかと。月が替わっただけで晴れて算盤を置き直したはいいけれど、基本的にそうそう変わるわけでもないから、気が重くなっている人もいるかもしれない。
帰り際、芽吹くにはまだまだ先と思えるヒマラヤスギの枝が、残照わずかに残る夕空に映えていた。夕空と言ってもすでに18時半になっていたのに、月が出ていたせいもあって結構明るかった。そんな季節にようやくたどり着いた、と思った。・・・目出度いのか・・・・。