雪灯籠?
例年の3倍といわれる降雪量の今冬、今日は雪も一休みで穏やかな一日であった。
夕刻、雪寄せで積みあがった”雪の壁”に穴をあけ、ロウソクを立てて簡易雪灯籠にしてみた。
数日遅れの妻の月命日・供養!?
例年の3倍といわれる降雪量の今冬、今日は雪も一休みで穏やかな一日であった。
夕刻、雪寄せで積みあがった”雪の壁”に穴をあけ、ロウソクを立てて簡易雪灯籠にしてみた。
数日遅れの妻の月命日・供養!?
秋田県現代詩人協会会員の鈴木いく子さんが、自選BEST詩集『道の途中で』(自家版)を刊行した。
鈴木さんは製本作家でもあり、これまで自作詩をまとめながら複数の詩集を手作り出版してきた。
この度の詩集は1991年から2021年までの既刊詩集などから自選した詩41編とエッセイが収められて
いる。タイトル通り、自選のBEST版。
30年前、地方紙の詩の投稿欄を見つけ、思うことを書いてみようと思ったことが詩の書き始めだという。
エッセイを読んでいると、詩とのかかわり方、きっかけというのは”運命的”な出会いであったのかも知れないな、
そのように思ったりもした。
鈴木さんが初めて書いた詩だという「ゴミ箱かあちゃん」
母ちゃんは持っている
大きな大きなゴミ箱を
たまる一家の悩みごと
暮らしの汚れ物
何でも拾って集めている
自分勝手なことを言って
出かける家族を見送り
母ちゃんひとり家に残る
置き去りにしたワガママ
やり場のないグチフマン
不機嫌なヒトリゴト
それらと一緒に
感情のゴミは
燃えないものばかり多い
たまりっぱなしの生ごみめ
イライラする母ちゃん
あたりちらす母ちゃん
ナンセンスなん母ちゃん
そんな汚いもの
投げ返してやればいい
なのに
大切そうに離さず
何もかも腹に収めて
家中を駆け回っている
ゴミ箱母ちゃん
いつかそんなゴミ箱を
持てるのかしら 私にも
とってもステキなものが
入っていることだって
あるのかも・・・
発行日 2021年12月16日
著 者 鈴木いく子
発 行 アトリエほっとはあと
定 価 電子書籍Ver(500円又は0円)
ペーパーバックVer(1,100円) 注文はAmazonから。
船木俱子さんの新詩集『真夏の牡丹雪』が出版された。
真っ白な装幀の帯には
ことばの画集
ー 余白は額縁 ー
とある。B5版のこの詩集を開くと、中央寄りにゆったりと作品がおさめられている。
上下左右の贅沢な空間を”額縁”とする感性にまずは頷く。この白い空間の中でことばは拡がり、
イメージを纏った詩句が余韻を持ちながら読み手に伝わってくる。
収められた25編のほとんどが短い作品だが、それゆえにイメージを追っては膨らませていく楽しみがある。
吹雪のような風が
きこえていたのはいつからだろう
ひとつが終り
わたしをすぎて
吹かれるものだということを
なじんでしまったのはいつからだろう
終わりがすぎて吹かれるままに
わたしのうえを往くものに
船木俱子詩集『真夏の牡丹雪』
発行日 2022年2月1日
発行者 俱子オフィス(279-0011 浦安市美浜2-1-502 ℡047-381-4145 Fax047-381-4022)
体 裁 B5 判上製本
定 価 2,200円(本体2,000円+税) ※注文は㈱JRCへ(Fax03-3294-2177)
(著者略歴)
秋田県現男鹿市生まれ
日本ペンクラブ、日本詩人クラブ、秋田県現代詩人協会、各会員
詩集『あなたとおなじ風に吹かれた』(秋田県現代詩人賞)、『男鹿半島』、絵本『月夜には』、
他著書あり。
※ホームページ「船木俱子の詩」http://www.tomokofunaki.com/