9月13日午後、秋田文学資料館において「秋田の詩祭2014」詩の講座が開催された。
最初に若木由紀夫さん、木村哲夫さん、平塚鈴子さんによる詩の朗読が行われ、続いて保坂英世さんと福司満さんによる講義があった。保坂さん・・・詩を書き始めた動機を学生時代に遡って位置づけ、そして現在と今後を趣味のゴルフになぞらえて語った。福司さん・・・今年3月、東京で開催された日本詩人クラブの例会で発表した内容をもとに、方言と方言詩についてユーモアを交えての熱弁。
詩を書く人それぞれが持つ自身の考え方、つまりは自論・詩論の重要さを感じた日であった。
国民文化祭が近づいてきた。「第29回国民文化祭・あきた2014」は、10月4日から11月3日まで秋田県内各市町村で開催される。現代詩関係は北秋田市を会場に25日に「北の風土・詩作の旅」と題し、バスで移動しながら詩作や朗読を楽しむ。また、26日は「全国文芸祭現代詩大会」が開催され、全国から応募のあった現代詩優秀作品の表彰、対談、秋田ゆかりの詩集やパネルの展示等々が行われる。